民主主義とキリスト教

民主主義に対して、キリスト教がどういう影響を与えてきたのか、ということについて、いろいろと考えています。あまりにもテーマが漠然として全然考えがまとまらず、勉強中といったところです。

家庭連合は現在宗教迫害を受けていて、私たちはそれを憲法に保証されている信教の自由への侵害だ、と主張しています。それでは、なぜ憲法は信教の自由を保証しているのでしょうか。日本国憲法はGHQが作ったものだからわからない、という答えもあるかもしれませんが、大日本帝国憲法にも信教の自由の条項は、条件付きではありますが、ありました。信教の自由というコンセプトは、少なくとも150年前の日本にはありませんでしたから、これはやはり西洋から輸入した民主主義と共に入ってきた概念であり、背景にキリスト教の文化背景があると考えてよいと思います。

民主主義というのは、非常に優れた仕組みだと思います。

政治的には、階級を越えて優れた人材を選挙で選んで指導者に選ぶことができますし、政治的に何かを決める時は、少数意見の尊重と多数決のルールで、ベストの選択をすることができます。

経済的には、資本主義が導入され、いかなる個人も出資額に応じて議決権を持ち、経営者を選ぶことができ、重要な意思決定はやはり議決権に応じた多数決により決することができます。

理念としては、基本的人権の尊重という原則のもと、優れた少数意見を意思決定に反映し、公平を保つことができます。

民主主義が浸透することで、経済も、政治も、理念も発展しました。個人の能力が最大限に発揮されて、産業も技術も発達し、人口も爆発的に拡大したわけです。西洋で発達した民主主義という仕組みは、世界中の国々に取り入れられているわけです。

民主主義が成熟したのは、近世の400年のことで、ルネッサンスや宗教改革がきっかけだと思います。人間一人一人の尊厳性を見直したことで、能力を発揮することができたのですが、その背景にある西洋キリスト教文化の影響は非常に大きかったと思います。

それでは具体的に、西洋キリスト教文化は、どのように民主主義の形成に影響してきたのか、それが私としては理解したいと思っているテーマです。それがわかれば、なぜ信教の自由が重要なのか、という問いに対するヒントになると思うからです。

考えがまとまらずに恐縮ですが、今考えていることをお話しました。

https://youtu.be/aXNOwfOa-W4動画はこちら
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