マインドコントロール理論が拉致監禁をもたらす

家庭連合を批判する人々は、家庭連合は信者をマインドコントロールしていると信じているようです。つまり、人の精神は、他人が支配できると確信しているのです。いわゆる、マインドコントロール理論です。

はたして、人間は他人の精神を支配し得るのでしょうか?私は決してそうは思いません。人間には自由意志があり、自ら感動したり、喜んだ時でなければ、心が動くことはないからです。
家庭連合は、人間が他人の精神を支配しうるとはが考えていません。神霊の感動で心が動かされることはあっても、人間の力で自由意志を抑え込むことはできないのです。だから、家庭連合では、「神の心情、僕の体」という標語に現れるように、他人に対して謙虚であるべきことを説きます。

しかし、マインドコントロール論者は、人間は他人の精神を支配できると考えているようです。人は、自分の発想の延長線上に相手をおいて、批判するものです。マインドコントロール論者は、自分が他人の精神を支配しうると考えるから、家庭連合の信者はマインドコントロールされている、などと言うのでしょう。

マインドコントロール理論が危険なのは、人間の自由意思を否定するところにあります。なにしろ、人間が人間の精神を支配し得ると考えているのですから、自分の力が他人の自由意志の上位にあるわけです。共産主義国家の思想改造所や、ナチスの強制収容所、オウム心理教の精神治療などに共通します。

そして、反対牧師や脱会屋が家庭連合の信者を拉致監禁し、全国弁連がそれを非難しないのは、彼らがマインドコントロール論者だからです。家庭連合の信者は力によって信仰を強いられているのだから、逆に力によって改宗させることが可能だ、と考えるからです。そこに、信者の自由意志への尊重は存在しません。

「家庭連合の信者はマインドコントロールされている」と言っている人々は、マインドコントロール論者です。これは共産主義に通じる、とても危険な理論であることを、忘れてはなりません。