家庭連合の日本への貢献

家庭連合は、解散命令により清算手続きを受けていて、日本社会からは不要なものという扱いを受けています。しかし、私も40年も家庭連合の信仰を続けていて、家庭連合は日本の社会に貢献してきたし、これからも貢献すべきだと考えています。これについて、3点ほどお話したいと思います。

第1番目は、家庭の価値を訴えていることです。家庭は社会の最小単位であり、これを守ることが、日本社会において、何より大切です。それを守るために、私たちは性交渉に対しては、非常に厳しく取り扱っていて、純潔や貞操を生命視しています。
結婚するまでは純潔を守る、結婚した後は貞操を守る、お互いに配偶者以外の異性とは性的関係を持たないという規律があります。これは教義からきているもので、人間の不幸は自分勝手な愛によってもたらされたと考えています。
だから私たち信者は、祝福結婚式を受けるまでは、性交渉を持たないし、祝福結婚式を受けたあとは、相手としか性交渉をしません。だから、婚前交渉や不倫といった問題が起きないのです。

学校教育とかでは、性の自己決定という名目で、実質的にはフリーセックスを進めているような状況があります。性の自由化は、そのまま夫婦関係を相対化することにつながり、安定した家庭を崩してしまう要因になります。実際、日本では結婚したカップルの3つに1つは離婚すると言われていますが、家庭連合のカップルは1%以下です。それは無理に結婚関係を続けているというよりは、お互いに裏切らないという安心感が、なによりも大切だと思っているからです。

世間では、不倫がスキャンダルとなります。ついこの間も、文部科学大臣の不倫報道があり、謝罪をしていました。なぜ謝罪するのかといえば、社会的には不倫はよくないとされているからです。社会の価値観がそうなっているのであれば、不倫なんかしなければいいのですが、それでもやってしまうのは、倫理観より欲望が勝ってしまうからでしょう。これを乗り越えるには、幸せな家庭という価値観を広めるしかない。それを、口で言うだけではなく、実践して実績を残しているのが、家庭連合なんです。こんな団体、他にあるでしょうか。
日本が少子高齢化問題を乗り越えるには、安定した家庭で、子どもが安心して育つ環境を確保する必要があります。家庭連合の活動は、まさに日本の社会において、非常に重要な役割を担っていると思います。

二番目が、共産主義の問題を指摘し、共産主義に対する反対運動をしてきた、ということです。家庭連合がなんで共産主義に反対するかといえば、それは共産主義が神を否定する疑似宗教だからです。神を否定し、人間を最高位においたばかりに、人間が人間を統治する社会となり、反対するものを弾圧し、殺してしまう、独裁社会ができてしまいました。これが、かつての中国やソ連であり、現在のロシアでもあります。
人間を越えた大いなるものを認めるならば、それぞれの人間には侵しがたい価値があることがわかります。お互いに人間を越えた価値を認めれば、それを侵害しようとは考えません。それが、神を中心として築き上げられてきた民主主義です。

しかし、共産主義は、神を否定し、人間が人間を治めるものだとしたために、共産主義国家では多くの虐殺が行われました。その数、1億人を超えると言われています。人間を越える価値を認めない限り、人間は単なる物質と変わらないことになって、都合の悪い存在を排除し、抹殺するようになります。これは、共産主義国家である限り、避けられません。中国やソ連、北朝鮮などで、何が行われてきたか、見れば一目瞭然です。
日本をそのような国にしてはいけない、との考えから、統一教会は勝共連合を設立し、共産主義の間違えを訴え、日本を共産主義国家にしないように、政治的な活動をしてきました。

東西冷戦が終わったあとも、人間を越える価値を認めない思想は、社会に多くの影響を及ぼしてきました。先ほど述べたフリーセックスなども、その一部です。人権主義が権威をもち、それに反すると見なされれば、容赦なく排斥されます。LGBT推進者は、それに反対する人に対して逆差別し、正当な主張をする人を攻撃するようになります。
これらの問題に、真っ向から反対してきた家庭連合は、同時に多くの敵も作ってきました。日本共産党のみならず、立憲民主党や社会党、そして日本基督教団、日本弁護士連合会など、左翼系の団体はことごとく家庭連合に反対し、今回の解散命令にむけて、主導的な役割を果たしました。

第3番目に、家庭連合は愛国的運動を進めてきたということです。
家庭連合の基本理念は、為に生きる、ということです。個人は家庭のために、家庭は氏族・民族のために、民族は国のために、そして国は世界のために生きるという精神です。
そのために、家庭連合の考え方は、極めて愛国的です。その一例に、スパイ防止法推進運動があります。1984年のレフチェンコ事件が典型的ですが、日本はスパイ天国と呼ばれてきました。レフチェンコ事件というのは、ソ連のスパイ レフチェンコがアメリカに亡命し、日本の協力者の名前をあげた上で、「日本はスパイ活動がしやすい、スパイ天国だ」と発言したのです。
これに対して心ある国会議員や有識者が問題意識を持つなか、「スパイ防止法」を推進するように、国民運動を展開したのが、家庭連合であり、勝共連合でした。日本には中国やソ連などのスパイが日本でどれほど諜報活動をしても、それを取り締まる法律がありません。1985年には、成立直前までこぎつけましたが、一部自民党議員の反対により、廃案になってしまいました。残念なことです。スパイ防止法については、高市政権で推進の方針となりました。今回はぜひとも成立させるべきだと思います。

このような愛国的な活動を行うのはなぜかと言えば、家庭連合の基本的な考え方が、愛国的だということです。私自身も、日本が大好きですし、休みの日には家に国旗を掲げます。これは、家庭連合の教えに適合するものなのです。
一部の保守派の人々は、家庭連合は日本を韓国化したいと考えていると主張しています。それは、家庭連合は韓国が発祥の地だからというのですが、それは全くの間違いです。キリスト教は現在のイスラエルが発祥の地、仏教はインドが発祥の地です。宗教の発祥地と、その発展とは、何の関係もありません。おそらく、韓国の家庭連合の信者は、韓国の発展を賞賛することでしょう。それは、愛国主義という考え方からすれば、当然のことです。日本人の私は、日本の発展を願います。それが、ひいては世界の平和と安定に寄与すると考えるからです。

以上、3点にわたり、家庭連合が日本に貢献してきた理由について、お話しました。家庭連合は、信教の自由を主張して、解散命令の不当性を訴えています。しかしその前に、家庭連合がいかに日本に貢献してきたか、信者はそのことについて自信をもってよいと思いますし、社会に認めて頂く機会を作っていくべきと思います。

動画はこちら
https://youtu.be/pwEYGvOUEnM