NHK フェイク・バスターズ SNSを敵視し、さらに自分たちの主張を忍び込ませる
NHKで、フェイク・バスターズという番組がありました。SNSによる誤った情報が拡散し、それが差別などの社会問題を引き起こしている、という問題提起をしています。
https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-XKNJM21974/ep/MZ6N3X3LW6
私は、この番組には、いくつかの問題があると思いました。
一つ目は、SNSの情報には誤った情報ばかりがあるかの印象を、視聴者に与えることです。番組のメッセージは、SNSを見るなとは言わないけれど、嘘が多いから気を付けてね、というものだと思います。しかし、SNSでしか伝わらない真実が、確かにあります。これは、家庭連合について、拉致監禁被害などのことを一切報じないことからも、わかります。劇中漫画では、わざわざ昨年の兵庫県知事選で、固有名詞は出さないまでも、立花孝志氏がデマを流していたという趣旨のシーンを紛れ込ませていました。メディアにはメディアの主張というものがあります。それを丸ごと信じることがどれだけ危険かということを、当事者である私は肌身に沁みてわかるのですが、そういう点についての自己反省が、この番組にはありません。
二つ目は、40分近い番組の8割が、外国人に対する差別問題だったことです。劇中漫画もほとんどがSNSによる外国人への非難がテーマだったし、その後のテーマも、外国人移民反対デモや、モスクでの礼拝の様子などでした。
私自身は、家庭連合の信者仲間の多くは国際結婚なので外国人だらけで、彼らが平穏に信仰生活、社会生活をしています。また、中小企業診断士として中小企業支援をする中で、いかに外国人労働者が現在の日本人社会に貢献しているかを知っています。だから、外国人問題は是々非々で取り扱うべきと思っています。
だから、番組の主張自体に、大きく反対するものではありませんが、しかし番組のタイトルが「フェイク・バスターズ」なのであれば、SNSそのものについて議論するべきではないでしょうか。わたしは、この番組を見る前には、NHKのような大手メディアが、SNSに対してどのように捉えているのかに興味があって番組を見たわけです。しかし実際に番組を見ると、最初から最後まで、ほぼ外国人に対する差別問題でした。もしそうなら、タイトルは「フェイク・バスターズ」であることは、おかしいです。外国人差別問題を考えよう、という趣旨のタイトルにして、外国人に対する差別、その反対に外国人が日本の社会でひきおこしている問題、その両方を取り上げて、判断は視聴者にさせるという、そういう番組にするべきです。それを、「フェイク バスターズ」というタイトルにしたのは、SNSはデマを引き起こす、その結果が外国人差別だ、というような番組構成は、非常に偏っていると思います。
NHKは、国民から直接お金を徴収し、公共の電波に情報を流す特権を得ています。そのような特権を、自分たちの主張を流すために使うことは許されません。非常に問題が大きい番組であったと、言わざるを得ません。
動画はこちら
https://youtu.be/UJrI_oQrVAQ


