家庭連合信者が生き延びる方法 家庭が教会になる
家庭連合の解散命令が決定して、清算手続きが始まり、その結果教会が封鎖されて、信者が中に入ることができなくなっていることは、何回も申し上げています。
家庭連合の信者は、この危機に対してどうすればいいのか、私もいろいろ考えています。ヒントになるのは、中川牧師が動画で話をしていた、政治アドバイザーの話です。彼は、各地域ごとに拠点化するべきだと言っていました。各地域で、核となる人がいて拠点化する、自律的に活動をするべきだというのです。ひとりひとりがバラバラのままだと、個別に潰されるか、自滅してしまうからです。
私たち信者は、やはり集まっていかないといけないと思います。牧会者は、清算法人の職員という形になってしまっていますので、業務としては清算業務以外のことができない、要するに礼拝とかの宗教業務ができません。しかし、信者が封鎖された教会以外のところに集まって、牧会者も一人の信者として来るのだったら、それは業務ではありませんから、いろいろなことを共有することはできます。信者が集まることが、まずは大切だと思います。
東京高裁の決定書にも、このことは問題ないと明記されています。
決定書 P168
「解散命令によって抗告人が解散しても、①抗告人の幹部や信者らが、法人格を有しない宗教団体として「世界平和統一家庭連合」を存続させ、あるいは、新たに宗教団体を結成することが妨げられるわけではなく、組織として宗教活動を行うことができなくなるわけではないし、②抗告人の外国人信者ら及びその家族が日本国外への移住や職業の変更を強いられるわけでもなく、③抗告人の信者らの存在意義や価値そのものが否定されるわけでもない。」
この部分は、解散したとしても、それは信者の信教の自由を侵害するものではない、ということを言い訳のようにして書いてあるわけですが、逆に言えば、新たに団体作ったり、自主的な集いをして、「組織として宗教活動を行うことは問題ない」と明言しているのです。
その場合、どのような組織とするかが問題です。私は、今こそ一つ一つの家庭が教会となり、地域で家庭教会が集まって地域教会となし、それを統括する形で日本の教会ができればよいと思います。そうでなければ、新しい組織を作っても、またあれこれ理由をつけて、潰されてしまうリスクがある思います。
月刊Hanadaの2026年2月号(P276)に、金沢大学教授の仲正昌樹氏と、元外務官でキリスト教徒、ジャーナリストの佐藤優氏が対談している中で、興味深い意見がありました。
【佐藤】
解散命令に関して私が思ったのは統一教会=家庭連合は、日本国家を信用しすぎていたということです。統一教会は法人格を一つしか持っていません。だから簡単に解散させられてしまうんですよ。
日本基督教団は、戦前の宗教団体法の下でかなりひどい目に遭った経験があるため、戦後に宗教法人法ができた際、加盟教会すべてが、それぞれ法人格をもったんです。だから仮に日本基督教団に解散命令が出ても、個々の教会には別の法人格がありますから潰せない。一つ一つの教会に解散命令を出すなんて不可能ですから。
【仲正】
それは面白い視点です。佐藤さんがおっしゃるように、教団側が自民党を中心に運営されている政権国家というものを、信用しすぎていた面はあると思います。教団が潰されるなんて、幹部の人たちは思ってもみなかったでしょう。
今回、国家によって、痛い目に遭いました。証拠があるわけでもないのに、犯罪を犯す恐れがあるというだけで解散させるという、前代未聞の決定です。信者が拉致監禁による強制棄教されたことも、一切無視しました。文部科学省の陳述書捏造にも、全く触れていません。要するに、国家が一旦ある宗教法人を潰すと決めたら、都合が悪いことはすべて覆い隠して、国家権力を駆使して解散させる。これが今回分かったことです。
私たちは、ここから学ばなければなりません。同じような形でやるんじゃなくて、私たちの家庭が教会となって、一人一人が自主性をもつべきです。そういう家庭教会がお互いに支え合っていくということが、今後目指すべきすがたではないでしょうか。その名の通り、家庭が連合するということです。
私は小笠原家庭教会と名乗っていますが、小笠原家庭教会が一つの教会です。そしてとなりには、例えば鈴木家庭教会があって、さらに例えば田中家庭教会があり、それぞれの家庭教会が集まって、地域の教会を築いていけばよいのです。家庭連合本体の役割は、それらの自立する教会を統括することです。
また、私は行政書士をやっていますが、行政書士会は各都道府県に独立した単位会というのがあって、行政書士はそこに所属しなければ、行政書士を名乗ることができません。例えば、千葉県には千葉県行政書士会、埼玉県なら埼玉県行政書士会があり、それぞれ法人として独立しています。それを統括する立場として、日本行政書士連合会のような形で統括組織があります。
さらには、企業でいえば、いくつかのカンパニーがあって、それを統括するホールディングカンパニーがあるような形かもしれません。それぞれの家庭教会の自主性を信頼して、それをもとに一つの連合体を作っていく、それこそ本来の家庭連合の理念だと思います。
今は、解散された直後で、信者も混乱し、路頭に迷っています。
今後どうするかは、議論が必要だと思いますが、まずは一人一人が自立し、地域でお互いに支えあっていくことが必要だと思います。
動画はこちら
https://youtu.be/iY7Gzo1OY1o


