正論2月号 加藤文宏氏 山上家の深闇 犯行動機は個人的な家庭環境と性格 活動家やマスコミはそれに乗じて家庭連合潰し
正論2月号に、加藤文宏氏の「山上家の深闇 安倍暗殺犯 本当の動機」という記事が書かれています。
加藤氏は、山上被告の裁判での証言や、証人の証言を検証し、さらには山上家をサポートし山上被告から信頼されていたA元教会長を取材したとのことです。そうすると、マスコミで報道されている山上家のイメージが、大きく変わることになります。
世間一般の山上家のイメージとは、山上被告の母親が家庭連合の信者で高額献金をしたために家庭が崩壊した、そして山上被告は家庭連合を潰す目的で政治的に影響力のある安倍元首相を計画的に狙ったというものです。
しかし、山上証言などから明らかになってきたのは、山上被告の祖父と父の対立と父のアルコール依存と自殺、長男の大病と家庭内暴力と自殺などの環境に加え、母親の過度な宗教依存があり、山上被告自身が他人との関係を築けない挫折を繰り返し、希死念慮にとりつかれてしまったことです。家庭連合のA元教会長は、そのような山上被告の相談相手になり、山上被告の本音をいろいろと聴いていました。結局、誤解と妄想によって自らの悲劇性と他責思考を肥大させていったというわけです。
私はこれを読んで、山上被告は、世間一般で言われている「テロリスト」というよりは、「コミュニケーション障害」とも言えると思いました。テロリストは、己の政治的な信念に基づいて、無差別殺人や要人暗殺などを企てるものです。それは、強い意志がなければ、実現できません。しかし、山上被告は、誰とも会話をすることができないまま妄想を膨らませ、手製銃を試してみたいという衝動のみで、安倍元首相を殺害しました。安倍元首相に対しては、なんの恨みも憎しみもないにも関わらずです。それは、山上被告の個人的な性格や家庭環境によるものです。
しかし活動家やマスコミは、これに乗じて、家庭連合潰しに奔走しました。山上被告の事件を利用したのです。山上被告の犯行の背景には社会的な問題がある、などと言い囃し、山上被告の本当の心の内など全く考慮せず、勝手なストーリーを作り上げ、マスコミがそれを増幅しました。その結果家庭連合を潰したい活動家は、自らの目的を達成しようとしています。信者である私からすると、強い意志と目的観で政治を動かしてきた活動家こそ、問題があると言わざるを得ません。
山上被告が、安倍元首相暗殺によって、自らの目的を果たしたのではありません。活動家やマスコミがそれに乗じて政治家を動かし、世間の評判を恐れた政治家が行政や司法に権力を行使して家庭連合を潰そうとしているのです。それは、元々の山上被告の目的を、はるかに越えてしまっています。山上被告の自己中心的で個人的な犯罪を、テロリズムと同じ働きに高めてしまったのは、これら活動家とマスコミ、それにひきずられた政治家と行政なのです。
山上被告に本当に向き合おうとしていたのは、これら活動家ではありません。A元教会長のような方だと私は思います。山上家の深闇は、日本社会の深闇とも言えるのではないでしょうか。
動画はこちら
https://youtu.be/lr73DvqliHY


