全国一斉街頭演説 二世の訴え

全国一斉街頭演説として、千葉県の津田沼駅で、信教の自由を訴える街頭演説が行われました。
7名の弁士が立ちましたが、その中でも、二世の木塚祐妃(きつかゆうき)君が、自ら志願してマイクを取りました。
とても堂々とした演説ですので、動画と共に、全文をご紹介します。

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津田沼駅をご通行中の皆様。こんにちは。
私は、世界平和統一家庭連合、二世信者の木塚祐妃です。この2年の家庭連合を取り巻く状況に黙っていることが出来ず、このようにマイクを持ちました。熱い中でありますが、お聞きいただけると幸いです。

私は、生まれてから今まで、この教会で過ごしてきました。物心つく前から教会に行くのが家族のスケジュールの一環でした。皆様も家族でよく出かけた場所や、家族の思い出の場所があるかと思います。その思い出の場所が教会というところでした。そこには、私より二つ三つ上のお兄さん、お姉さんがたくさんいました。私にとっては、そこで年上のお兄さん、お姉さんと共に過ごす時間がとても楽しく、ずっと一緒にいたいと思って過ごしてきました。
教会において教えてもらったのは、相手の喜びを自分の喜びとして過ごす、為に生きるということでした。そのようにために行き会う環境が広がって幸せ溢れるところこそ誰もが願う天国ではないでしょうか!
それを何よりも実践してきた方こそ文鮮明、韓鶴子総裁です。そのお二方が考えてこられたことが、そのような天国を作ろうとされた神様の為に生きるということでありました。
そんな教会の礼拝の中で神様の心に、愛に触れました。
その愛を実現し、その理想を実現する中に人生の希望があると感じました。

そのように過ごしていた中に、2022年7月8日、安倍晋三元首相が在任時に襲撃されるという事件が起きました。私が真っ先に考えたことは、なぜ日本に銃があるのかということでした。日本で銃を持つという考えもつかないことであったと同時に、本当に個人で準備したものなのかということすら疑問でした。そんなことを考えているうちに、その襲撃理由が、旧統一教会、世界平和統一家庭連合に対する恨みかという話が出てきました。そこから急に家庭連合に対する批判報道が始まりました。びっくりしました。急に襲撃事件の話は消え、すべて旧統一教会の報道批判になったのです。

その批判は、報道どころではなくなりました。私の教会では、教会の旗にスプレーをかけられました。教会の前に、死んだカラスが置かれたこともありました。皆さんはこれを黙って見ていられますか。家の表札にスプレーで落書きをされ、家の前に、カラスの死体が置かれたのです。悪質ないじめです。私は、教会を第二の家のように感じています。私の大切な家が、今、いじめを受けるようになっているのです。

そんな中、家庭連合に対する解散請求が、文科省から裁判所へ出されました。これをほとんどの方が真っ当な判断だと思われるかもしれません。しかし、これは本当におかしなことなのです。普通、解散に足る理由ができたら請求できるとありますが、今回の解散請求は、解散に至る理由が過去にあったと言われているのです。現状において、法律を守って活動している宗教法人に対して解散請求されているのです。

法律を守っているなら、どこに解散に足る理由があるでしょうか?法律でないとしたら、教会で教えている教義に対してでしょうか?その教義に対する実践に違法行為がないとしたら、宗教活動自体を違法と言っているのでしょうか。今の状況は、「あなたの存在自体が違法、いてはいけない存在だ」と言われているのと同じなのです。
そして、岸田首相が、違法行為は、民法の不法行為も入り得ると、これまでの解釈を変更しました。それまでの判断から見たら、家庭連合は罰せられる対象にすら入りませんでした。しかし岸田首相の一言で急に違法行為をしている宗教法人になったのです。
法律は誰にでも平等に適用されるはずです。私たちは、現状の宗教活動が違法だとは思えません。それはやってはいけないと法律に明記されていないからであると同時に、実際の宗教活動、奉仕活動に対して、感謝してくれている声があることも事実であり、一定の評価を受けているのです。この岸田首相の一言は、一瞬で、国家が家庭連合に対する不平等を表しました。国家として法律に明記されていない考え方を急に持ち出し、裁きを要求したのです。

私たちは、現状の国家の行動に驚かされてばかりです。過去の法律的な対応とはあまりにもかけ離れた対応なのです。国民を差別しないと明記されている法律を利用した政府の対応が、このような差別を生んでいるのです。
私が伝えたいのは、教会が良いところかどうかではありません。それは各個人が判断することです。私が伝えたいのは、皆さんが大切にしているもの、家族との思い出や、思い、考えがあるように、私にとっては、家庭連合での関わりが大切なものです。
すべての国民の大切なものを守るためのものが憲法から始まる法律だと信じています。今の現状は、国のため、世界のために生きてきた人たちを傷つけ、村八分にするような行為です。このような現状を知っていただきたく、マイクを握らせていただきました。
ご清聴ありがとうございました。
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信教の自由の侵害に対して、二世の立場として黙っていることはできない、という熱意が伝わってきます。
勇気ある行動に、敬意を表します。