旧統一教会という呼称について

昨年ブログに書いた記事なのですが、世界平和統一家庭連合を、「旧統一教会」という呼称で呼ぶことについて、異議を申し上げたいと思います。

マスコミや行政は、私たちの教会を、「旧統一教会」と呼んでいます。しかし、日本の世界基督教統一神霊協会、つまり統一教会は、宗教法人法に従って規則変更を行い、2015年8月26日に商業登記簿に「世界平和統一家庭連合」に名称変更が登記されました。登記簿のその部分を、この辺に貼り付けておきます。

従って、私たちの教会に対して「旧統一教会」という呼称を使うのは間違いです。マスコミがいうのならまだしも、文部科学省など行政が正式名称を使わないのは、それこそ法令違反です。

私は行政書士ですので、行政に書類を提出するときは、氏名や住所に下記間違いがないか、ものすごく気を使います。例えば、お客様に渡辺さんという方がいるとして、その漢字表記には4種類位あります。二つ目の文字が、四辺の辺、部屋の部、難しい漢字の辺が2種類、といった形です。もし渡辺さんがこの動画をお聞きになっていたらすみません。しかし、書類を作る時は、わざわざ登記簿や住民票を丁寧に確認して、その通りに書きます。そうしないと、行政は書類を受け付けてくれません。

その行政が、わざわざ登記簿に書いていない名称で私たちの団体を呼ぶのは、どうしたことでしょうか。
昨年10月13日、解散命令請求を決定した際の盛山大臣の会見を読んでみます。
「旧統一教会につきましては、昨日御説明したとおり、宗教法人法に規定する解散命令事由に該当すると認められることから、所轄庁たる文部科学大臣として、宗教法人審議会の御意見も伺い、解散命令請求を行うことを判断しました。」
何を言ってるんでしょうか。「旧統一教会」などと言う名称で登記されている宗教法人は存在しません。この会見は、無効なんじゃないでしょうか。
実際、「旧統一教会」という団体があるなら、「新統一教会」もあるのではないか、と思っている人もいたようです。

また、家庭連合は、統一教会のイメージが悪いから、名前を変えて誤魔化そうとしているのではないか、などとという人もいるようです。
しかしこれは全くの間違いです。統一教会が家庭連合に世界的に名称変更したのは、今から30年前の1994年5月1日のことです。世界中で一斉に名称変更されたのですが、日本で名称変更されたのは先ほど申し上げた通り2015年8月26日です。なんと21年間も文部科学省は名称変更の届出を認可しなかったのです。名称変更が届けられたら、特段の理由がない限り文部科学省は認可しなければなりません。こういうのを、行政の作為義務違反と言います。

昨日のブログでも書いた通り、この名称変更には、教義上の重要な意味が込められています。
簡単に言えば、個人単位の救いの時代から家庭単位の救いの時代に入ったというものです。
だから団体名に家庭という言葉が入るかどうかは、私たち信者にとっては、信仰上極めて大きな問題なのです。

繰り返しになりますが、私たちの教会の名称は、世界平和統一家庭連合、略して家庭連合です。
それを無視して、あえて違う呼称で呼ぶことは、私たちの教義を否定するものであり、信教の自由の侵害にあたる行為です。

動画はこちらをご覧ください。
https://youtu.be/f6yWLRVZroM