IRF Summit Tokyo 2024

信教の自由について協議するIRF Summit 2024が、都内ホテルで開催されました。
私も参加させて頂きました。

マイク・ポンペオ前国務長官、ブラウンバック共同議長などの他、世界中で起きている信教の自由の問題に関わる専門家が集まりました。日本からも、浜田聡参議院議員や、主催者側として中山達樹弁護士も参加されました。半分以上の参加者が海外からの参加者で、会場は英語であふれていました。

マイク・ポンペオ前国務長官の講演の後質問時間があったので、次のような質問をしました。
「私は家庭連合の信者だが、日本には宗教迫害が存在する。日本政府は家庭連合を解散させようとしているが、その過程で解散の家庭連合には意見を述べる機会が与えられず、大手メディアも私たちの意見を取り上げることはなかった。教会が解散されると、私たちは祈りの場所を失い、牧師を失い、信徒のコミュニティーも失われる。この状況について、長官はどう考えるか。」

これに対する長官の回答は、次の通りです。
「私の見解では、いかなる教会、いかなる信仰の実践も、解散して止めることは間違いであり、日本という国にとって有害だ。これは方法論ではない。誰かが法律を破ったというなら公平であるということは理解する。しかし私の判断では、この場合は不適切だ。日本の指導者がこれを再検討し、あなたが恐れるようなことにならないよう、良い決定を下してくれることを祈る。」

ティーブレークでは、ブラウンバック共同議長にも同様の質問をしました。
これに対して共同議長は、次のように話していました。
「この問題は認識している。日本の政府とも協議したいとも考えている」
具体的にいつどのように話すのかはわからないし、社交辞令かもしれませんが、問題意識を持っていることはわかりました。

さらに、ランチセッションでは、Washington Times Foundationの方にもお話する機会がありました。家庭連合の解散命令請求についてお話すると、下記のお話でした。
「私は今回初めて日本に来るが、それは大きな問題だ。アメリカでは、政府が行うことについては、メディアは批判する。それによって政府の間違いが是正される。なぜ日本のメディアはそうしないのか?」
私に聞かれても困る話ではありますが、問題意識を共有することはできたかと思います。

浜田聡参議院議員もショートメッセージをしました。
解散命令請求について、プロセスが不適切だと認識しているが、残念ながらそれについて国会で取り上げるのは、700人以上もいる国会議員の中で私一人しかいない、とのコメントでした。

会議は、中国のウイグル族やチベット族、ミャンマーでのロヒンギャ族、北朝鮮などの信教の自由の侵害問題について、多くのパネルディスカッションが行われました。日本は民主主義国家でありアジアでの信教の自由に対してリーダーシップを発揮して欲しい、というメッセージが多く出されました。 非常に有意義な国際会議であったと思います。

動画はこちら
https://youtu.be/FedbbtiGrUk

(マイク・ポンペオ前国務長官と。左は三津間弘彦氏)