日本同盟基督教団と宗教法人審議会

家庭連合の解散命令請求を審議した、宗教法人審議会の委員の一人に、日本同盟基督教団の広瀬薫牧師がいます。
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/shukyohojin/93946201.html

この日本同盟基督教団が、2015年に発表した「「教会と国家」に関する 戦後70年宣言文」(以下、宣言文と言います)という文書があります。
https://domei.site/wp/%E3%80%8C%E6%95%99%E4%BC%9A%E3%81%A8%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%80%8D%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B-%E6%88%A6%E5%BE%8C70%E5%B9%B4%E5%AE%A3%E8%A8%80%E6%96%87/

クラウドチャーチの小林拓馬氏は、この宣言文を読むと、日本同盟基督教団という団体は左翼思想に乗っ取られていることがわかる、と主張しています。

下記の部分が引用されています。

「この国の20年を振り返りますと、湾岸戦争後に自衛隊の掃海部隊をペルシャ湾に派遣(1991年)して以来、米国における同時多発テロ(2001年)に伴う自衛隊の海外派遣が増えました 。そして、2014年には戦後69年間、歴代政府が「違憲」としてきた集団的自衛権の行使容認が閣議決定され、現在、国会において安全保障関連法案が審議されています。改憲の動きが進み、いよいよ憲法改正への発議がなされるのではないかとの懸念があります 。また、首相、閣僚の靖国神社参拝はあとを絶たず 、公立学校における日の丸への礼、君が代の起立斉唱強制 は、国立大学にも強要されようとしており、学校現場における国家主義的動向が進んでいます 。また、日本軍慰安婦問題について、日本政府や日本軍の関与と強制性を認めた、河野内閣官房長官談話(1993年)や、先の大戦に対する植民地支配と侵略を認めお詫びの気持ちを表明した、村山内閣総理大臣談話(1995年)を否定するような動きも見られます。ヘイトスピーチのような民族差別、沖縄への米軍基地の押しつけ、2011年3月11日に起こった東日本大震災とそれに伴う福島第一原子力発電所事故によって、原子力の脅威を思い知ったにもかかわらず、原発再稼働への動きなど、私たちはなんと忘れやすい者なのでしょうか。」

これは、キリスト教とは何の関係もない、左翼思想です。そして広瀬薫牧師は、日本同盟基督教団の理事長を務めた人物です。宣言文とも深く関わっていたのではないかと、推察されます。

左翼思想に対して強く反対している家庭連合の解散命令請求について、左翼思想を主張する日本同盟基督教団の元理事長が、宗教法人審議会でどのような立場で審議したのか、想像に難くありません。