世界人権デー

12月10日は、世界人権宣言が国連で採択された日で、世界人権デーとされています。今年は75周年となる節目の年ですが、日本において信教の自由が脅かされている今日、全国一斉に、有志による信教の自由をテーマとした街頭演説や集会が行われました。

私も千葉県の懇談会に参加し、我が国における宗教弾圧について話しました。戦前、キリスト教、大本教、天理教、創価学会などが国家的迫害を受けて、教祖が投獄されたりしました。そして今日では家庭連合が、国家的に迫害を受けており、解散命令請求により解体させられようとしています。

懇談会には、大本教にゆかりのある方も参加し、大本教に対する戦前の宗教弾圧について話して下さいました。
大本教の第二教祖 出口王仁三郎氏は、国家の弾圧を受ける中で、「大本に起こることは日本に移る」と言っていたそうです。1935年の第二次大本迫害事件では、警察が1000本のダイナマイトで石造りの本殿を破壊してしまいました。その10年後の1945年、日本中に無数の爆弾が投下され、原子爆弾まで投下されて、主な街が破壊され尽くしてしまいました。

世界人権宣言(B規約)では、その第18条に、思想信条の自由、信教の自由が謳われています。日本が宗教の価値を認め、正しく発展していくことを、願わざるをえません。