家庭連合の信者の状況

10月7日の家庭連合の会見では、朝日新聞の笹山記者が、家庭連合を取材をする中で、信者が様々な問題に直面している点を質問し、田中会長がそれについて回答しました。残念ながら朝日新聞には掲載されませんでしたが、東京新聞がそれを取り上げました。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/288605

質疑応答内容を、発言内容から、以下に書き起こします。

【笹山記者】
「私一年間この取材している中で献金被害者がいる一方で、私と同じ20代30代の現役信者が職場で差別を受けたり、病院で診療拒否になったっていう、いわゆる社会の差別があったという話も聞きました。教団として把握している規模感だったり事例を教えてください。」

【田中会長】
「差別的な被害状況ということに関しては、安部晋三元首相の事件以降、本当に大変な状況を私たちは経験してきております。

①メディアで報道された写真の中に移っていたために会社を辞めさせられた青年がいます。
② 教会関連の韓国の大学を出た学生が内定を取り消されました。
③ 学校の授業社会科の授業で家庭連合の批判をえんえんと教師にされて、子供がストレスを溜めて学校行けなくなった状況もあります。
④ テストで回答が家庭連合を誹謗するような結論になるようなテスト問題が出たところもあります。
⑤ メディアの報道によって過度のストレスを受けた青年が自殺未遂をし、また自殺者も出ました。
⑥ 夫から教会をやめるか離婚をするかどっちかを選べと迫られて、実際離婚をされた方もおられます。
⑦ 警察に飛び込んでようやく命を助けられた方もおられます。
⑧ 商品を親族から処分されたという話はたくさんあります。
⑨ 家庭連合の職員で言えば、自分の住んでいるとマンションの契約を打ち切られて新しいマンションを探すのも家庭連合の名前で探しきれなくて困惑している職員もおります。
⑩ 病院で保険証に家庭連合と書かれているのを見て、受診を断られた病院もあります。
⑪ 現場の教会や浸透が経営する企業が不動産契約を断ってきたと言うこともあります。
⑫ 公共施設は本当に全国津々浦々使用が断られたケースがたくさんございます。
⑬ 銀行取引を止められたと言うこともございます。
⑭ 教会本部で、教壇で式典をするお花や仕出し弁当を断られたりも致しました。
⑮ 全国的な有名ブランドの自動車を我が教団に販売することを禁止と言うことで上から通達が下りていて、各支店でも車を買うことができなくなっております。
⑯ 教会施設に落書きをされたり、礼拝時間に街宣車がやってきて公的集会が潰されたり、教会に嫌がらせ、脅迫電話、殺人予告など、雑多なものなど2万件を超えますが、もう集計はやめました。
⑰ 刃物を送られたり不審物が送られたりたたさまざまなことがございました。
⑱ 一番心が痛いのは、私たち教団の教えはために生きるあるいは地域を愛するために奉仕の活動をしながら人格を磨いていくということに努めて努力しております。しかしこの奉仕そのものがいま難しい状況を迎えております。ある行政で許されながら子供たちが花を生けるそういう街づくりの運動をずっと長い間しておりましたが、突然家庭連合の子供たちであると言うことで行政からそれが打ち切られ、植えた花まで持って帰れと言うことで、子供たちは泣きながら花を抜いて帰りました。

こういうことが現実起こっております。いわゆる家庭連合が解散命令請求を受けても、それは税の優遇がなくなるだけで信仰の問題いわゆる信仰を続けていくことにおいては何の不都合もないという言葉がメディア飛び交いますが、解散命令請求を出される以前からこの状態です。従って今後解散命令請求の議論あるいは出されたら信仰そのものが難しくなることはもう言うまでもなく歴然とした事実であり、また家庭連合の信徒であるがゆえに、二級市民かのような扱いを受けていく行政もございます。
こういう状況下を鑑みながら私たちは何としてもこの信者たちをどう守ってあげるかと言う事に大きな思いを今寄せております。家庭連合の信徒たちは普通に法を守り、普通に税金を納め、普通に家庭を愛し、そしてまた普通に小さな奉仕活動を大切にして生活しております。特に子供たちは未来を担う子どもたちであり、我々教団にとっても日本にとっても大切な宝です。こういう子供たちを守っていかなければならない私達であるということも自覚して、ぜひとも信徒たちの声に耳を傾けてくださることを心から願いたいと思っております。」

信者の声を代表し、メディアには取り上げられない内容をきちんと話し田中会長の発言は貴重だと思います。
そして何より、家庭連合には批判的な立場でありながらも、信者が直面する問題を認識し、きちんと質問した朝日新聞の笹山記者の取材姿勢は、とても公正なものだと思います。