歴史の目撃者
家庭連合に対しては、マスコミによる偏向報道が行われ、国家は解散命令請求を目的とした質問権を乱発しています。これはとても不思議な社会現象ではないでしょうか。
マスコミは家庭連合及び私たち信者に対してほとんど取材をしていないから、私たちに関する正しい情報を全く持っていません。情報源は、某ジャーナリストや霊感弁連などきわめて限られています。
私は、今年の統一地方選のころ、「自民党は家庭連合と関係を断つと言っているが、どうか思うか」と、某週刊誌から電話で聞かれたことはあります。しかしそんなこと信仰と何の関係もなく、まともな取材とは言えないため、「私の考えはホームページにいろいろ書いてあるから、まずそれを読んで下さい」と回答しました。
記者の関心は「高額献金」「宗教二世」「政治と宗教」といった、彼らの既存のストーリーに沿ったキーワードしか頭にないから、家庭連合の信者がどう考え、何をしようとしているのか、というような情報には関心がないのでしょう。
私は、報道とは、広く情報を集めて自分なりに分析し、さらに深堀して情報を集めて分析の裏付けをする、こういう作業を繰り返すことで、より鋭い視点が生まれるのだと思っています。
しかし大手マスコミは、「家庭連合は反社会的団体である」というストーリーを作り上げてしまい、そこから一歩も外に出ようとしません。テレビ、新聞、週刊誌など、これだけ多くのメディアがありながら、まるで金太郎飴のように全て同じ思考パターンになっているのは、とても不思議な社会現象です。
「統一教会の信者はマインドコントロールされている」とマスコミは言っていますが、どちらのほうが単一思考に陥っているのか、よく考えてみたらよいと思います。
行政や政治家も同様です。私たちは、反家庭連合キャンペーンの前も後も、スタンスを変えていません。神を中心として、家庭のため・国のため・世界のために貢献しするという、「為に生きる」という生き方は、全くぶれていません。むしろ、政治家のほうが、家庭連合と関係があると言われることを恐れ、家庭連合の信者の動向に過敏に反応しているようにも思えます。「家庭連合とは関係ない」「つきあっていたのが信者とは知らなかった」などという言い訳をする政治家が、たくさんいます。
そして「被害者」の国会ヒアリングはするのに、「信者」のヒアリングは一切行わず、一方的に家庭連合の解散命令に向けてせっせと情報収集をしているわけです。
私たち家庭連合の信者は、日本の国民であり、街の市民です。生活をしていて、税金もきちんと納めています。生活が厳しくても消費税は払うのですから、高額献金どころではなく、はるかに多くの税金を国に納めているわけです。もちろんNHKの受信料だって払っています。
私たちは、普通に会社で仕事をしたり、学校に行ったりするし、ご近所づきあいもします。私たちの生身の生活に接する方々で、私たちを「マインドコントロールされた異常人格者」と思っている人は、まずいません。いちいち自分が信者であるとは説明しないから、信者と知らない方もいらっしゃるでしょう。しかし、例えば私の場合は公言しているので、私を信者であると知っている人はいますが、私に対して面と向かって非難する人は一人もいません。
つまり、家庭連合の生身の信者と、マスコミや国家が作った信者のイメージには、大きな乖離があるのです。一部の見識ある方々はこれに気づき始めています。そして、一方的な報道や政治の態度に、疑問を呈しています。
これはもはや、マスコミと国家による宗教迫害という歴史的な事件です。時間とともに、真実は明らかになっていくでしょう。家庭連合の真実を知っているのは、私たち信者です。何も調べないマスコミや行政ではありません。ある意味、私たちは歴史的な事件の目撃者であるとも言えます。
それでは、私たち信者は何をするべきでしょうか。マスコミや行政の宗教迫害に委縮するのではなく、改めるべきは改めながら、これまで通り、信ずるところの理念を堂々と主張し、行動することだと思います。私たちの子孫に対して恥ずかしくないよう、正しく生きていくべきと思います。