文鮮明師の言葉に対する事実無根の中傷
家庭連合創始者の、文鮮明師の生前の話を丁寧に収録した、文鮮明先生み言葉選集(以下、選集と言います)という本があります。
韓国語で書かれており、全部で600巻を超える膨大な量のものです。
各巻300ページ以上あり、総ページで20万ページ以上あるのではないでしょうか。
文鮮明師の言葉を歴史的な目的で収録するのが目的なので、他言語に翻訳してり、編集したりせず、そのまま記録しています。
選集の中に、文鮮明先生の日本に対する複雑な思いを表現する文言があり、それを理由として、文鮮明師は反日主義者であり、家庭連合は反日団体である、とする記事(以下、記事と言います)が、週刊現代に掲載されました。
https://gendai.media/articles/-/102258?page=1&imp=0
記事には、文鮮明師が、「二重橋を破壊し、裕仁天皇を暗殺する」と語り、日本への憎しみや蔑視が入り混じった複雑な心境が垣間見られる、と書いてあります。該当するのは、第305巻、第306巻、352巻、402巻だということです。
実際は、どのように書かれているのかと思い、所属する家庭連合の教会で第402巻を見つけました。
確かに、記事のような表現に該当する表現(以下、該当部分)があるようですが、私は韓国語が読めません。韓国語ができる方に、その部分を翻訳してもらいました。
該当部分の後には、このような言葉が続きます。
「しかし、神様のみ旨を知ってからは、日本という怨讐の国を生かしてあげるために…。特高警察の刑事が私について回りながら捕まえて殺そうとするし、ありとあらゆる人がたくさんいました。今もその刑事の名前が、思い出されます。誰も知りません。彼らもみな死すべき死地であえぐものを、行くべき道を準備してあげたのです。」
文鮮明師は、1941年から1943年まで、日本の早稲田大学付属専門学校に留学していました。
日本では、特高警察が反戦思想的な人間を捕まえていました。文鮮明師も例外ではなく、日本でも逮捕・尋問され、韓国に帰国後も日本の官憲に逮捕・拷問されました。
そのような中でも、文鮮明師は、自分の祖国に対するたぎるような愛国心を持ちながらも、神のために、日本を愛したというのです。
日本が無条件降伏し、韓国から日本人が引き上げる時に、韓国の民衆は日本人に対して報復しようとしましたが、文鮮明師は彼らが日本に無事帰れるように保護したというエピソードがあります。上記の翻訳部分は、そのことを語っています。
つまり、選集の該当部分は、文鮮明師がいかに日本を愛したか、ということを語っているのです。
ところが、記事では、文鮮明師の言葉のほんの一部を切り取って、文鮮明師が抗日運動の闘士であり、過激なテロリズムを計画した人物であるかのように書かれています。とんでもない事実無根の中傷記事です。
記事には、その他にも文鮮明師の名誉を棄損するような憶測の内容が、いろいろ書かれています。
記事にも書いてあるように、日本人の信者でこの本を個人で持っている人は、ほとんどいないでしょう。
全巻韓国語で書かれていて読めないし、あまりにも膨大な量だからです。
それをいいことに、20万ページにわたる言葉の中の、自分に都合のいい部分だけを抜き出して、事実を捻じ曲げて、日本を愛する家庭連合とその信者に反日のレッテルを貼るというのは、非常に悪意のある行為です。
そして何より、宗教の教祖が語った言葉は、信者がもっとも大切にしているものです。記事は、家庭連合とその信者に対する侮辱であり、重大な名誉棄損です。
このようなマスコミの横暴は、許されるものではありません。