人工中絶について
日本における人口中絶は、2020年度で145,320件あったそうです。
https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000784018.pdf
1955年は120万件近くあり、避妊の普及などで大幅に減少したのですが、それでも2022年度の出生数が80万件であることを考えると、14万件という人口中絶の数は、妊娠した女性の1割以上が、出産をあきらめたということになります。決して少ない数ではありません。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023022800651&g=soc
これを年齢別で見ると、20歳未満が10,309件、20代が64,056件、30代が52,548件であり、半数以上が10代・20代となっています。
https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/zentai/html/zuhyo/zuhyo07-06.html
人工中絶の理由は、医療的なもの、経済的なものなど、いろいろとあるのだと思います。
しかし、安易な性交渉も、一つの理由なのではないでしょうか。
特に、10代の妊娠については、世の中の性解放やフリーセックスの風潮が、大きな原因ではないかと思います。
人工中絶は、女性にとっては、心身ともに、大きな傷になります。決して、好き好んで、子どもを産むことをあきらめるのではないでしょう。
もちろん、避妊は重要な解決策ですが、そもそも性交渉そのものに対する価値観を、見直してもよいのではないかと、思います。
家庭連合では、性交渉は、新しい命を誕生させるための、尊い行為だと教えています。だから、自分勝手に扱わず、決められた人のために、大切に守るべきだ、という考え方です。婚前交渉や、不倫を行わないという教義は、ここからきています。
純潔の尊さについて、今一度考えてみてもよいのではないでしょうか。