UPFとWFWPの国連NGO協議資格

天宙平和連合(UPF = Universal Peace Federation )および世界平和女性連合(WFWP = Women’s Federation for World Peace )は、国連の、経済社会理事会における、総合協議資格を保有しています。

【UPFのHP】
https://www.upf.org/who-we-are

【WFWPのHP】
https://www.wfwp.org/about-us#our-story

協議資格(Consultative Status)とは、NGO(Non-Governmental Organization)に対して、国連の経済社会理事会が審査し付与する参加資格です。
総合(General)、特殊(Special)、ロスター(List)の3種類があります。
協議資格を保有すると、関連する会合への出席、その検討事項に関する発言および書面提出ができますが、その中でも総合協議資格は、経済社会理事会に、検討事項を提案することができる、最高の権限を与えられています。
https://www.unic.or.jp/activities/un_civilsociety/ngo/ecosoc_ngo

総合協議資格は、「経済社会理事会およびその補助機関の活動のほとんどに関連し、国連の目的の達成に対して大きな持続的貢献をし、その組織が代表している地域の人々の経済的、社会的な生活に密接に関わっており、世界の異なる地域の多くの国における主要な社会集団を幅広く代表する多数のメンバーをもつNGO」と規定されています。(経社理決議1996/31 第22項)
https://www.unic.or.jp/activities/un_civilsociety/ngo/resolution/

協議資格を保有するNGOは、6343団体ありますが、その中で総合協議資格を保有しているNGOは、現時点で142団体しかありません。(2023年2月7日時点)
https://esango.un.org/civilsociety/
家庭連合の信者でも、このことを理解している方は少ないように思いますが、この2団体は、国際的にも非常に権威のある資格を保有しているのです。

前国連総長である、潘基文氏が、UPFの国際会議「Think Tank 2022」の発足式で基調演説を行ったのも、このような背景があるからです。
https://upf-jp.org/archives/1696
そしてこのThink Tank 2022こそ、その大会で、安倍元首相が演説した国際会議です。世界的に権威のある国際会議であるからこそ、安倍元首相も、演説の要請に応じたのだと思います。

そのUPFに対して、日本のメディアは、「旧統一教会の関連団体」としか報道していません。
NHKの、UPFジャパンの梶栗会長に対する取材での、非常識な対応については、先日ブログで書いた通りです。
https://www.ogasawara-church.jp/blog/20230127/682

また、モザンビークでのWFWPの活動に対して贈った表彰を取り消すという、日本の外務省の対応は、WFWPに対しても、モザンビークに対しても、非常に非常識かつ失礼なものです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221104/k10013881411000.html

海外での両団体に対する評価に逆行する、日本政府やマスコミの対応は、世界的な世論から見ると、非常に狭量で、独善的なものに見えていると思います。
とても恥ずかしいことではないでしょうか。