家庭連合の二世について

月刊hanada3月号に、「小川さゆりの真実」という、福田ますみさんのレポートが掲載されています。

私は、当初この記事を読む気になれませんでした。小川さゆりさんが、マスコミで情報発信するようになり、世論の家庭連合に対する批判が激しくなって、家庭連合の解散の流れが加速したことは、確かだと思います。しかしそれは、あくまで親子間の問題であって、第三者が論評し、介入するべきものではないと、思ったからです。

しかし、ご両親は、私と同じ、1988年の合同祝福結婚式を受けており、小川さゆりさんは、私の子と、同じ年だと知りました。とても他人事とは思えません。
ご両親が何を伝えたいのか、冷静に受け取ろうと思い、福田さんのレポートを読みました。

小川さゆりさんが言っていることと、ご両親が言っていることには、異なる点が少なくないようです。しかし、事実としてどちらが正しいかは、当事者しかわからないことです。

ここから先は、あくまで私個人の推測です。根拠があるわけでもなく、ましてや小川さゆりさんを含め、現・元二世の皆さんを非難するような意図は全くありません。もし気分を害された方がいたら、予めお詫びします。ただ、二世の子を持つ、一人の親としての、思いを伝えたいと思います。

二世の苦悩、それは私たち一世には、想像できないものがあるだろうと、思います。親からの虐待とか、そんな話ではありません。
家庭では親の愛情には応えたい、でも学校では変な目で見られるから教会のことは言えない、そして教会に行けば、同じ二世との兄弟姉妹関係があるから、信仰的に振る舞わなければならない。
二世の皆さんは、回りの人の期待に応えるために、家での顔、学校での顔、教会での顔を、使い分けるということを、ずうっと続けているのではないでしょうか。

自分を抑えるということを続けていると、感情が溜まってしまいます。それがある時弾けてしまうと、全く別人格のように見えるか、誰とも話ができなくなってしまうのかもしれません。親からすると、突然子供が変わったように見えるけれども、子からすると、何も変わっていないのです。

さゆりさんは、嘘を言っているつもりは、ないと思います。例え言っている内容が事実と異なっていても、さゆりさんにとっての真実は、周囲の期待に応えることであって、事実であるかどうかは、大きな問題ではありません。だから、親子の話の不一致を指摘しても、問題の解決にはなりません。

必要なことは、反家庭連合キャンペーンにさゆりさんを巻き込んだり、逆の立場からさゆりさんを非難したりするのではなく、親子が直接、平穏な環境で話をすることができるよう、周囲がそうっとしておいてあげることではないでしょうか。

親子関係は、いったんこじれると、修復するのは難しいのは事実です。親は子を見守り、必要な時は応援してあげる、そんなことぐらいしか、親にできることはありません。
でも大丈夫、記事を読む限り、ご両親はさゆりさんを今でも愛しておられるし、さゆりさんも賢い方だと思います。
必ず、お互いに理解できる日が来ると、私は信じたいです。