日本の未来と家庭再建
2020年に光言社から発刊された小冊子です。
日本が抱える様々な問題のためには、家庭再建が必要ではないか、と提案しています。
問題の一つに、少子高齢化があります。高齢化は自然の成り行きとしても、少子化というのは非婚化・晩婚化が原因になっています。結婚した女性が出産する人数は平均して2人以上だそうですから、問題は男女が結婚しない、結婚しても年をとってからだという現象があります。
その理由は、若者たちが、結婚に対して希望を持てないからだというのです。自分の親が離婚すると、子どもたちは寂しい思いをします。そして、結婚しても同じことが起きるのではないか、と思うようになります。
どんなに保育園をたくさん作っても、子ども手当を増やしても、結婚する男女が増えなければ、子どもは増えません。もちろん、頑張っているシングルマザーもおられるけれども、大変だと思います。
それでは、どのようにして結婚を奨励するかと言えば、理想的な家庭に対する人格教育と、具体的なマッチングの仕組み、そしてそれをフォローアップする体制です。それらを目指しているのが、家庭連合による祝福結婚である、という内容です。
これだけが正解ではないでしょうが、課題の定期と施策の提言を行っている点、大変参考になると思います。