旧約聖書(7) 士師記

イスラエル民族が、エジプトを出て先祖の地カナンに戻った後、多くの指導者が立ってこの地を治めた、その歴史が書いてあります。中でも、サムソンとデリラのエピソードは、サンサーンスの歌劇の元となった物語です。剛力無双なサムソンは、唯一の弱点がありましたが、デリラはサムソンを誘惑して、それを聞き出して、敵に伝えます。それは、髪の毛を切られると無力になるというもので、サムソンは敵に撃たれ、両眼を抉られてしまいます。

女性は怖い、というようなお話ですが、旧約聖書にもこんな人間的なドラマが描かれているのは、面白いですね。