旧約聖書(1) 創世記
旧約聖書を、読んでみようと思います。
ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の経典であり、ある意味西洋文化の原点ではないかと思うからです。今年は、いろいろな古典に挑戦していますが、歴史という淘汰を受けても残っている書物には、それなりの重みがあると思っています。
ただ、1300ページ以上あり、とても長いです。しかも、3000年近く前の文書なので、叙情的な表現はなく、壮大な叙事詩といったところで、正直、読んでも無味乾燥な感じです。それでも、ともかく挑戦してみます。
第1巻は、創世記です。天地創造以降、最初の人であるアダムとエバ、ノア、アブラハム、そしてその子孫であるイサク、ヤコブ、ヨセフ、さらにはヤコブの子孫12部族が、エジプトに移り住むまで、です。
アダムとエバが、神の命令に従わなかった時以来、神に従う人々と、反逆する人々、そして神との葛藤が、淡々と述べられていて、かえって生々しく感じられます。
神が、人々が地上で乱れるのを見て、「私はこれらのものを作ったことを悔いる」とまでいう場面、どんな気持ちだったでしょう。
いろいろ想像すると、なかなか興味深いです。