後藤徹さんに関する文部科学省の回答

3月12日の参議院総務委員会で、浜田聡議員は、脱会屋による家庭連合の信者の拉致監禁による強制改宗問題を取り上げました。家庭連合の解散命令請求については、高額献金等の被害者が問題とされましたが、根拠とされた民事訴訟の原告の約半数が、この拉致監禁被害者であることから、この問題が取り上げられたものです。

浜田議員は、質問の中で、12年5か月も監禁された後藤徹氏について言及しました。文部科学省に質問したところ、本田顕子政務官は、「個別の事案については回答を差し控える」と回答しました。

後藤徹さんと私は、これを傍聴席で傍聴していました。丁度後藤徹さんについての質問の時、インターネット中継の画面で傍聴席まで映し出されました。
秘書にお聞きしたところによると、当事者が傍聴に来ることは、事前に政府側に伝えてあったそうです。本人がいることを知った上で、本田政務官は「後藤さんのことは知らない」と言ったわけで、知らんぷりしているわけです。
私は思わず後藤さんの方を見ました。後藤さんは、絶句していました。その様子が画像にはっきり映っています。後藤さんの心中は如何ばかりだったでしょう。

宗教行政に責任を持つ立場であれば、都合の悪いことは知らないふりをするような、偏った対応をするべきではありません。