家庭連合信者がお酒を飲まないわけ
家庭連合の信者は、私自身もそうですけれども、お酒を飲みません。これは草創期からずっとそのような形になっており、私も教会に入って以降、教会の行事はもちろん、そうでない場面も含めて、食(シック)がお酒を飲んでいるのを見たことがありません。
お酒は、飲んで楽しくなるのであればそれでよいではないか、ということで、社会では潤滑油のような形で飲まれていますし、種類も豊富で、人類の文明とともに発展してきた側面もあると思います。
実際、私も大学を卒業して一般企業に勤めたのですが、それはもう今から四十年近く前の話ですので、パワハラという言葉があるわけでもなく、アルコールリスクといった考え方もありませんでした。ですから、会社に入ったときの歓迎会などで「お酒は飲めません」と言って断るのは、かなり大変でした。
今でしたら、お酒を飲まない人に無理に勧めることは、逆にハラスメントという形になりますし、車で運転してきた人が少しでも飲むというのは非常に危険な行為ですので、絶対に飲まない、また飲むことを勧めてもいけない、ということが徹底されています。私たちからすると過ごしやすい環境になったと思いますが、昔はお酒を断るのが本当に大変でした。「なぜ飲まないのか」と相当言われたときに、「宗教を持っているからです」と答えると、そのとき初めて「では勧めるのをやめます」と言われたこともあります。ただ、いちいちそのような説明をするのも面倒ですので、たいていは「飲めません」と言うようにしていました。
では、なぜ家庭連合の信者はお酒を飲まないのか。これはおそらく世界的にそうだと思うのですが、教会に入るとそのような指導を受けるわけです。
ただ、たとえば『原理講論』などの教典に、お酒に関する記述があるかというと、ないのですね。お酒を飲むと罪である、といったことが書かれているわけでもありません。また、信仰生活に関することがいろいろと書かれている『信仰生活ハンドブック』も見てみましたが、その中にもそうした記述はないように思います。
そうすると、なぜ家庭連合の信者はお酒を飲まないのかという点については、やはり文鮮明先生が「飲まない」とおっしゃったから、ということだと思います。
少し資料がありましたので見てみます。
https://www.tparents.org/Moon-Talks/sunmyungmoon65/SunMyungMoon-651008.htm
1965年10月8日、これは日本のようですね。日本の「早成寮」ということですので、早稲田大学の学生寮だと思うのですが、そこで語られた話として記されています。英語の資料ですので日本語に訳してみますと、「統一教会の信者はアルコール飲料を飲んではいけません。なぜでしょうか。それは私が天地の前で宣言したからです」といった内容です。ほかにもいろいろと書かれていますが、要はアルコールで得られる喜びよりも大きな喜びが信仰生活、すなわち神様との出会いの中にあるのだ、という趣旨だと思います。
それ以上の理由については、いろいろと調べてみたのですが、見当たりません。それでも私たちは、教会の伝統としてお酒を飲んでいない、ということですね。今でも私もそうです。
また、社会的にもアルコールリスクということはよく言われます。企業によってはコンプライアンス研修などでも扱っていると思いますが、さまざまな犯罪、特に性的な過ちなども、アルコールを介して行われることが多いのではないかと思います。
もちろん、信仰を持っていない方がお酒を飲むことについて、よろしいとかよろしくないとか、そういう立場を取るつもりはありません。むしろ、楽しいお酒はどんどん召し上がって楽しんでいただければよいと思いますし、私も飲み会などでは礼儀ですからお酌もいたします。ただ、自分たちはやはり信仰の伝統としてお酒を飲まない、ということであります。
私たちの信仰を分かってお付き合いしてくださっている方々は、そうしたことを理解した上でお付き合いをしてくださっていると思いますので、その点は非常にありがたいと思う次第です。
いずれにしろ、宗教によってはこうしたこともあるということで、お話をしておこうと思いました。
動画はこちら
https://youtu.be/mqo_JZxVFaU


