皇統が男系男子によってのみ守られる生物学的理由

皇室典範が改正されて、今週にも施行されるということです。この皇室典範で、原則として守られたのが、天皇は男系男子に限るというものです。つまり、天皇となれる人、皇位継承権を持つのは、父親や祖父、つまり父系の方が天皇であった人に限る、ということです。母親の血統をさかのぼると天皇がおられる、というのではだめなわけです。

今回の皇室典範の改正では、これに反対する意見が結構あります。今上天皇のお子様の愛子様を天皇にするべきではないか、女性が天皇になれないのは時代錯誤なのではないか、などです。あげくの果てには、国連事務総長までが、「女性権利向上」を理由に異を唱えている、という報道もありました。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2026071800174

「国連のハク事務総長副報道官は17日、日本の皇室典範改正を受け、「全ての国に対し、あらゆる地位や職業において女性の権利向上につながる包摂的な政策を奨励する」「国連女性差別撤廃委員会は2024年、女性皇族による皇位継承を認めていない日本の皇室典範について「男女平等の保証」を求めて改正を勧告。日本政府は「皇位継承の在り方は国の基本に関わる事項だ」と強く抗議していた」

これは、全く日本における天皇の意味を理解していない、とんでもない発言です。天皇の存在とは、権利などではありません。日本の伝統文化そのものです。天皇の血統を辿ると、神武天皇まで正確にたどることができる、その事実が天皇の持つ偉大な意義なのです。

日本は、先祖を敬い、今ある自分たちは、先祖のおかげだという意識を、強く持っている民族です。この考えがあるから、人間中心の傲慢な考えではなく、謙遜し、相手を尊敬することができ、譲り合うことができる、そんな民族性を保ってきているのです。
その文化の中心に天皇があり、その天皇は、一度も途切れることなく血統を守っていることが、民族の宝となっているのです。

このことを、生物学的に解説した記事があります。
https://kakuyomu.jp/works/16818093079689973550/episodes/16818093079692755773

@tatanekoさんという方の記事ですが、遺伝学から、皇統がなぜ男系男子でなければならないかを解説しています。
「人間には細胞核内に遺伝情報を収納する46本の染色体があり、23対のペアを形成しています。そのうち、男女の性別を決定する1対の染色体を「性染色体」といいます。
性染色体は、女性は2つのX染色体(XX)、男性はX染色体とY染色体を一つずつ(XY)持っています。Y染色体は男性のみが持つ性染色体です。
子どもは父親と母親のそれぞれから染色体の半分の23本ずつを受け継ぎます。そのため、性を決定する性染色体については父親と母親から一つずつを受け継ぐことになります。つまり、母親からは2つのX染色体のうちの一つを、父親からはX染色体またはY染色体のどちらか一つを受け継ぎます。
結果的には、父親からX染色体を受け継ぐと、XXの組み合わせとなり女の子が生まれ、父親からY染色体を受け継ぐと、XYの組み合わせとなり男の子が生まれます。」

つまり、女性はX染色体しかないから、その子供が引き継いだX染色体は、お父さんのものかお母さんのものかがわかりません。両方とも天皇の血統を持っていればよいですが、宮家以外からも奥様を迎え入れていますから、50%の確率で、そのX染色体は、皇統以外のものであるわけです。Y染色体は、これはお父さんからしか引き継ぐことはできませんから、お父さんの血筋を辿っていくと、同じY染色体を受け継いだことが証明できます。

つまり、男系男子という原則を守っていくことこそ、天皇の血統を守ることになるわけです。これは、女性も天皇になる権利があるとかないとか、そういう人権問題とは全くことなる、日本が大切にしている伝統文化の象徴である天皇の血統を守るかどうか、そういう話なのです。

X染色体には、もう一つ特徴があります。それは、組み換えが起きて、世代を経るごとに、どんどん変わっていくということです。

「性染色体のX染色体と、性染色体以外の常染色体は、子どもに受け継ぐ生殖細胞ができるときに「交差」という現象が起こり、途中に切れ目が入り、中身を一部交換します。
世代を経ると、この交差によってオリジナルの遺伝情報は徐々に失われていきます。しかし、Y染色体については交差が起こらないため、オリジナルの遺伝情報がそのまま受け継がれます。」

ということは、私たちがもっているX染色体は、親のX染色体とは、違うものなのです。Y染色体は、交差が起きないので、男性が持っているY染色体は、父親がもっているY染色体そのものであると、証明ができるわけです。

今上天皇は、126代天皇ですが、そのY遺伝子は、初代天皇の神武天皇のものと、同じものだ、というわけです。これは考えてみれば、素晴らしいことだと思います。
過去には、男系女子の天皇はおられました。有名な聖徳太子が摂政として仕えた推古天皇も女性天皇です。しかしその次の天皇は、推古天皇の子どもではありません。男系の舒明天皇であり、Y遺伝子は引き継がれています。

遺伝子学は、メンデルが発見する前は、ありませんでした。だから、古代の日本人が、Y遺伝子などというものを、知っていたはずもありません。しかし日本人は、男系男子を守り、結果として血統を守り続けました。これは、世界的にも、奇跡ではないかと思います。

アメリカは移民の国です。世界中の人が集まって、一つの国を作っているのは、立派なことだとも思います。しかし、日本をアメリカのような国にしてはいけないと思います。何度も申し上げますが、これは男性に価値があって、女性に価値がない、などという差別的な思想とは全く異なるものです。先祖を大切にする心、伝統を大切にする心は、やはり日本人が引きつぐ伝統文化であり、それは守るべきだと思います。

動画はこちら
https://youtu.be/-UXChREPlI8