債権申し出を増やそうとする清算人

家庭連合の解散による清算手続きで、5月20日から債権の申し出という手続きが始まっています。これは、通常の会社を清算する時にも必ず行うものであって、2カ月以上の期間を設けなければならないとなっています。けれども家庭連合の場合は、一年となっています。
その債権というのは、文部科学省が想定しているのは、被害の届け出、要は献金したけれども、それを取り戻したい、今まで取り戻したくても取り戻せなかった、そういう人たちの申し出を想定してると、こういうことです。

ただ、始まってから一ヶ月で、申し出たのは61人という報道があります。
https://www.47news.jp/14513723.html

共同通信さんですけども、「旧統一教会、被害申告61人 清算人、受け付け1カ月」と書いてあります。
61人というのは、多いのか少ないのか、私は判断できませんけども、だいたいこういう届け出というのは、最初まとまって来て、だんだん減るというこのが普通だと思いますので、最初の1ヶ月で61人ということなら、今後これがどれだけ増えるのか、と思います。仮に3倍として、180人です。180人がそれぞれ1000万円請求したとして、18億円ということになります。

かたや一方、この記事を見てみると、「また賃料など毎月約1億5千万円の負担が生じており」、と書いてあります。これを年間で通すと、1億5000万×12か月で、18億円ということですね。毎月1億5000万円というのは、私たち信者が借りていた礼拝をする場所などを、献金して備えていたわけですから、それくらいの金額かもしれません。清算後は、それが全部使われずに無駄になっているわけですね。信者は礼拝にも使わせてもらえず、完全にお金が無駄になっている、それが年間18億円だというわけです。
そうすると、債権申し出の金額が18億円として、そのために18億円の経費を無駄にする、全然費用に見合っていないと私は思います。

さらに加えて、清算に伴って支払われる清算人の報酬、また債権申し出をするにあたっての弁護士用も、清算金額に含めてよいとされているので、債権の申し出に関わる費用が、莫大になるわけですね。

さらに加えて、清算人は、テレビのCMまでしています。ある信者の方が、Xでポストしていました。

「旧統一教会に対する債権(支払いを請求する権利)を有するとお考えの方はお申し出ください。」という、このテレビ広告を、費用はどれぐらいなのか知りませんけども、かなりの金額を、消費しています。かつて、過払い金の取戻しをしますというCMが出てましたけども、なんかそれと同じような、まるでビジネスのようにも見えますね。

また、まだこれはされているかどうかわかりませんけども、債権者を膨らますために、あらかじめ昨年10月20日に、文部科学省が作成した、「指定宗教法人の清算に係る指針」で、とんでもないことが書いてあります。
https://www.bunka.go.jp/seisaku/shukyohojin/pdf/94284301_01.pdf

「(1) 債権者の把握や債務の弁済等の基本的な考え方
①清算法人が保有する寄附等を裏付ける記録から判明する一定の範囲の相手方に対して、被害の申出をする意思があるか否かを個別に照会すること、」(P5)

このガイドラインは、パブリックコメントが募集されたときに、私は一番これを書いたんですけれども、要は信者が献金した場合、例えば私について、献金した人のリストを、清算人は持っていて、これは個人情報になるのですが、それに基づいて、今度はその信者に対して連絡をとって、「あなたは債権の申し出をする意思はありませんか」みたいなことをするわけですね。私のところには、まだ来ていませんし、どこかの信者の方に連絡がきたという話は、まだ聞いたことがないですけども。しかし清算指針には、そう書いてあるわけです。

だから、個別に当たっていって、信者の方や、元信者の方、それはわかりませんけども、そういったところに、「債権の申し出をする意思はありませんか」みたいなことをするのであれば、全く本人の献金の意思を踏みにじるものですね。

なぜかというと、連絡連絡してくる相手は、清算人ですよ。弁護士であり、国家権力ですよ。国家権力から、「債権の申し出をしませんか、した方がいいですよ」みたいなこと言われたら、「申し出をしなければ、もしかするとまずいことが起きるんじゃないか」みたいな、そういう恐ろしさがありますよね。「東京地方裁判所 清算人」みたいな、そんな形で通知が来て、これで督促みたいな形で、「債権申し出しませんか?」なんて、これは怖くて、何か起きないように、申し出をしてしまうかも分かりませんよね。
わかりませんけれども、結局清算指針もそうだし、それに沿っているかどうかわかりませんが、裁判所も、どういうことを考えているかというと、いかに被害の申し出の金額と人数、被害額を膨らませるかと、こういうことを考えてええいるとしか思えません。

先ほど申し上げました通り、今のままだと、18億円の被害額が申し出あったとして、毎月1億5000万、年間で18億円もの資産を無駄に遊ばせていると、そうやって無駄に資金を吐き出させていると、そういうことになるわけですから、おかしなことが、今行われているということですね。

これは、私有財産制、私たちが共有の財産として出した献金、そしてそれによって賄われていた建物、これもすべて宗教施設ですね、その宗教施設を、こんな形でだめにしてしまって、被害者のために弁済するとかって言ってますけども、この清算手続きによって、最大の被害を被っているのは、家庭連合であり、私たち信者です。なぜかというと、1000億円と言われていますが、それらの財産を奪われて収奪されてるわけです。1000億円も吐き出させて、その一部の、「被害者」と言っておられる方々の、それはもちろんそういう思いがあって、債権の申し出をされる方を、否定するわけではありませんが、そういう方々の要求と、家庭連合の信者が失う利益と、全然バランスしていないということは、恐ろしい国家権力の横暴だと思わざるを得ません。

動画はこちら
https://youtu.be/bgMGeqowhlY