紀藤弁護士が債権申告 被害者救済は表面上の理由か?

家庭連合の清算手続きの一環として、債権の申出という手続きがあるのですが、これが一年間にわたって行われるということで、5月20日に始まりました。これに対して、もともと一貫して「清算手続きは被害者を救済するためだ」とされていたのですが、被害者というのは、過去献金したり、生活が困窮したとか、そういう方々のことを言っているのだと思いますが、紀藤弁護士が債権の申し出をするということが、報じられています。

【東京新聞】
https://www.tokyo-np.co.jp/article/489470

紀藤弁護士も旧統一教会債権申告 「中傷被害の慰謝料」
同じような内容のタイトルの記事がたくさんあるので、これは共同通信の配信記事だと思います。

「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題に取り組む紀藤正樹弁護士は20日、同日始まった教団清算人への債権申告の受け付けに関し、自身も申し出る意向を明らかにした。「自分を中傷する内容を含む本を教団側は機関誌で宣伝した。中傷被害に関係した責任を問い、慰謝料を請求したい」と説明している。」

紀藤弁護士は、福田ますみさんの名誉棄損裁判でも言ってましたが、とにかく被害者、被害者ということで、被害者を救済するためだとか、被告は被害者のことを全然わかっていないとか、被害者に取材もしないとか言っていましたが、解散して清算手続きをするのも被害者を救済するためなんだと、これが大義名分になっていたわけです。

ところが、債権の申し出となると、いの一番に、自分も債権者として申し入れると言ってるわけです。要するに、今まで言っていることと、やっていることが、違うんじゃないかと私は思います。

債権の中身というと、自分を中傷する内容を含む本を、教団側は機関紙で宣伝したと、これは何の事を言ってるのかわかりませんが、恐らく、福田ますみさんが書かれた本、「国家の生贄」のことで、この本が出るということで福田ますみさんを名誉毀損で訴えたし、訴えた後その本が出版されると、訴えの変更を行って、その本も名誉棄損の対象にすると、こういうことをやっているわけです。よっぽど、国家の生贄という本が都合が悪いのか、ということでしょう。この本を、教団側が宣伝したと、だから中傷被害だと、だから損害賠償をすると言うことを言い出したんですね。

もともとの名誉毀損裁判の相手方は、月刊Hanadaの出版社と福田ますみさんであって、家庭連合ではないわけですが、その本を宣伝した教団も、損害賠償の対象だということを急に言い出したわけです。今まで言っていなかったことを急に言い出して、それで債権者だというのは、如何なものかと思います。結局、お金のあるところには寄ってくると、そういうことで、少しでもお金をとろうとしてるのかと思わざるを得ないわけです。

その真意を確認することはできませんが、紀藤氏は、消費者庁の被害者対応の審議会に出ていて、その報告書に消費者庁の報告書であるにも関わらず、消費者庁の権限と全く関係ない、文科省の権限であるところの宗教法人の解散を検討すべきだという一文を入れたわけです。どう考えても、審議会の中で、そういう働きかけをしたとしか考えられません。そして、その流れを作って、実際解散されて清算するといったら、自ら債権者として申し出る。言っている事とやっている事が違うんじゃないかと、言わざるを得ないですね。

もし、教団に対して損害賠償の請求をしていたと言うのだったら、まだわかります。家庭連合相手に訴えていて、その訴えた相手方が清算されたのなら、それは損害賠償請求権が残ってるじゃないかというかもわかりませんが、そんなことを言ってもないし、請求してもいないのに、ここに来て急に損害賠償だということを言い出して、ではそれは一体何に基づくものなのか、いったいいくらなのか、そんなことは言わないわけです。債権申し出の時には、具体的に言うのでしょうが、ではその根拠は何なんでしょうか。こういうやり方は、おかしいんじゃないかと私は思う次第です。

動画はこちら
https://youtu.be/8cY-dn9FVhE