韓国特別検察官、家庭連合総裁を起訴 宗教的使命と象徴的役割に対する理解不足
家庭連合の韓鶴子総裁が、韓国特別検察官により、起訴されました。
起訴内容は、家庭連合の元世界本部長の尹英鎬氏と共謀して、尹錫悦前大統領夫人の金建希被告にブランドバッグなどを贈ったこと、そして国民の力党の国会議員、権性東氏に対し、1億ウォン(約1070万円)の政治資金を渡したことです。
世界日報が記事にしています。
https://www.worldtimes.co.jp/global/korean-peninsula/20251010-200860/
このことは、多くのメディアが記事として取り上げていますが、世界日報のみが、韓国本部の見解を記載しています。
それが、「今回の起訴は韓総裁の宗教的使命と象徴的役割に対する理解不足から始まった結果」だという点です。
そもそも、宗教指導者は、宗教的な高い理念の話をします。地上に天国を建設しなければならないとか、世界中の国境を撤廃しなければならないとか、そういう話です。
韓鶴子総裁は、真の父母という立場ですから、「多くの人々に、よいものを上げなさい」くらいのことはおっしゃるでしょう。そういう宗教的な発言と、具体的な「ブランドバッグを贈れ」「1億ウォン渡せ」などという指示とは、違う次元のことです。
尹英鎬氏が、韓鶴子総裁の指示だというのは、不正を働く部下を解雇した責任者を糾弾することばですから、信用に値しません。
また、「韓総裁は10月に入ってから健康上の問題を理由に、特別検察官の取り調べに応じていない」という記事も気になります。82歳の老人を、誰とも話ができない独房に閉じ込めたら、これは虐待です。人間は、誰かと話をすることで、精神的な安定を保つことができます。老人は特にこれが大切であり、それをさせないことは、とんでもない人権侵害です。介護の専門家であれば、このことは周知の事実です。
韓国の現在の世界本部長である宋龍天氏が、全世界の信者に対してメッセージを発していて、これが日本の家庭連合のホームページにも掲載されています。
起訴前の10月2日付です。
https://ffwpu.jp/news/6540.html
この中で、韓鶴子総裁のメッセージが心を打ちます。
「私の心配をしないでください。私のために祈らないでください。皆さんと皆さんの家庭、私たちの教会、そして天の父母様(神様)のみ旨が成就されるよう祈祷し、精誠を尽くしてください」
ご自身のことは気にするなという言葉は、韓鶴子総裁の人格を示しています。
そして、信者へのメッセージは次の3点です。
第一に、私たちは今回の裁判所の決定に遺憾を表します
第二に、私たちはこの試練の時間を、信仰共同体の結束を固める契機といたします
第三に、私たちはこの苦難を教訓として、より一層信頼される共同体へと生まれ変わるための刷新の努力を止めません
宗教団体は、教祖が迫害されても、滅びるものではなく、むしろ益々強くなるものです。
戦前の大本の出口ナオ氏、天理教の中山ミキ氏、創価学会の牧口常三郎氏は戦前投獄され、牧口氏は獄中死しています。しかし戦後、それぞれの団体は発展しました。
私たちは、今回のことがあっても、誰一人教会を去るものはいないと思います。なにしろ、日本においては、3年間もこのような抑圧を受けているのに、人が減っていないのです。日本のメディアは、ここぞとばかりにこの事件を宣伝していますが、むしろ私たちは強くなっていくでしょう。
韓国においても、日本においても、このような宗教弾圧がなくなるよう、戦い続けていきたいと思まいます。
動画はこちら
https://youtu.be/bHdvwd4S-Yk


