コメ価格高騰 コメ農家を保護せよ
今年になってから、米の価格が上昇し、5kgで2000円台だったものが、4000円台、5000円台にまで上昇しています。
これに対して小泉農林水産大臣は、備蓄米の放出などの施策を行っていますが、もっと根本的な対応が必要だと思います。それは、日本のコメ農家を保護するべきだということです。
なぜ米の価格が上昇しているかと言えば、それは需給バランスが崩れたからです。日本のコメの生産量は、約700万トンです。米の需要は700万トン弱でしたが、コロナ禍が収束して外食産業が復活して米の需要が急に増えました。そのため、米の価格が上昇しているわけです。
それでは、米の供給量が増やせるかと言えば、長く続いた減反政策で水田が別の作物用に転換され、農機具などが非常に高価で生産コストが上がっています。これではコメ農家の生産意欲が下がってしまいます。
千葉県のコメの生産量は約30万トンで、都道府県別に見れば第8位です。新潟県の60万トンにはかないませんが、米の大生産地なのです。そこで、コメ農家が、安心して、米を作れる環境を作ることが、米価格高騰を抑えるための抜本的な対策であると言えます。例えば、農機具に対する補助金や、一定量のコメの購入などのスキームが必要です。
一時的な備蓄米の放出で満足するのではなく、長期的な視点に立った施策を行うべきだと思います。
動画はこちら
https://youtu.be/1qhmOdDZmYY
