エネルギー安全保障 再生エネルギーの罠

日本のエネルギー安全保障において、再生エネルギーはベース電力にはなり得ません。
今後生成AIなど、コンピューターの電力需要は激増することが想定されます。

現在の主力電源は、火力発電ですが、中東に過度に依存するなど、常に危険にさらされています。
東日本大震災以降、停止している原子力発電所を再稼働させるべきです。
その際に問題となるのは、核廃棄物の最終処分場です。現在いくつかの自治体が検討に名乗りを上げています。本当にありがたいことだと思います。

また、次世代原子力の開発も必須です。
私が注目するのは、トリウム溶融塩炉です。ウランより原子番号が一つ低いトリウムを燃料としますが、塩(フッ化ベリリウム)を熱で溶かし、常圧で循環させて発電します。水を使わないので、水素爆発の危険が少ない、安全な原子炉です。
中国などでは実証炉が建設され、研究が進んでいますが、日本では全く研究が進んでいません。国家的に取り組むべきテーマだと思います。

その点、再生エネルギーは問題が多いです。特に太陽光パネルを普及させるために、再エネ賦課金が電気代に上乗せされていますが、これらの資金は太陽光パネルを生産する中国に支払われます。
災害時には、太陽光パネルを建設するために森林が伐採されるので、保水力がなく、洪水の危険があります。家屋が倒壊しても、太陽光パネルは発電を続けるので、発火の危険があります。
また太陽光パネルは20年位で寿命となりますが、廃棄物の問題が発生します。太陽光というとクリーンなイメージがありますが、却って環境破壊をもたらすのです。

火力発電と、原子力、この2つを柱として、エネルギー安全保障を検討すべきです。

動画はこちら
https://youtu.be/TMvFiYdpkEU