他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる

この言葉は、私が前職で管理職をしていた時に、先輩から教えていただいた言葉です。
カナダの精神科医のエリック・バーンという人が語った言葉だそうです。

他人と過去は変えられない。まさにそうですね。過ぎたことは、変えることはできないし、他人が自分の願いにそぐわない時に、その人を変えられるかと言えば、変えられないわけです。それでは、自分が主体的に変えられるのは何かというと、自分自身だというわけです。そして、自分が変われば、未来が変わるということです。

他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。

非常に素晴らしい言葉だと思います。
中山達樹弁護士が、時々お話をするのが、他責と自責ということです。何か問題が起きている、大変な時に、誰かのせいにしたって、物事は解決しないわけですね。
しかしこれを自分の問題として、自分自分が主体的に取り組めば、未来が変わっていくわけです。

共産主義という考え、思想に対して、私が反対するのは、まさにこの点です。
自分が不幸になったのは社会のせいだとか、自分が貧乏なのは資本家のせいだとかして、誰かのせいにします。人間は、誰かのせいにすると、気持ちが楽になるんです。
自分のせいじゃないんだ、社会のせいなんだ、周りを変えないといけない、革命だ!
みたいな考えです。しかし、そんなことしたって、何か解決策になるかと言うと、ならないわけですね。逆にそういう発想で何かをすれば、周りの人を傷つけてしまいます。自分が被害者だと思っていたら、いつの間にか加害者になってします、こういうようなことだと思います。

反対に、自分の問題だと思って、自分がこう変わっていこう、自分が責任を持っていこうとすれば、周りの人がそれを見て感動して、変わっていくわけです。そうすると、未来が変わっていくと、こういうことなんだろうと思います。
これは、別に宗教の話ではありません。人生訓というか、人間の生き方との問題です。こういう考え方をすると、人生順回転を始めるんじゃないかと、そう思います。

動画はこちら
https://youtu.be/hqKUPbCWoCg