安倍元首相暗殺事件 家庭連合は加害者ではなく被害者
3年前、参議院議員選挙の期間中、安倍元首相が、家庭連合に対して恨みを持つ山上哲也被告によって暗殺されました。世の中を震撼させた、恐るべきテロ事件です。
もともと山上被告は、家庭の事情が複雑で、多くの不幸があったと言われています。それは、母親が家庭連合に入信するはるか前のことです。しかし山上被告は、自分の不幸に対する恨みの矛先を、家庭連合に向けました。そして、家庭連合のトップである、韓鶴子総裁を殺害したいと願うようになります。つまり、山上被告は加害者であり、家庭連合は被害者なのです。なぜなら、もし韓鶴子総裁が日本に来られていたら、間違いなく山上被告は韓鶴子総裁の命を狙ったに違いないからです。
韓鶴子総裁が日本に来る機会がないので、山上被告は、次のターゲットに狙いを定めました。それが安倍元首相だったわけです。そして山上被告は、自分の恨みを、何の関係もない安倍元首相に向けてぶつけ、その命を奪いました。つまり、山上被告は一貫して加害者であり、安倍元首相も家庭連合も被害者なのです。
しかし、暗殺事件後、政治的な思惑が様々に働いた結果、なんと被害者と加害者が入れ替わってしまいました。まるで、家庭連合が加害者であり、山上被告が被害者であるかのような世論になってしまったのです。
家庭連合へのマスコミの批判が殺到すると、山上被告はそのきっかけを作ったヒーローのように扱われ、嘆願署名も多く集まりました。中には、「安倍元首相の暗殺が成功してよかった」と言い出す大学教授まで現れる始末です。
https://www.sankei.com/article/20230510-YMM6R3GLAFLALKJMRVNOM67XPQ
なぜ、加害者と被害者が入れ替わってしまったのでしょうか。そこには、政治的な思惑があると、私は思います。
山上哲也被告の不幸な生い立ちには、同情すべきこともあるのでしょう。そしてその恨みを、家庭連合にぶつけたいという想いも、あるかもしれません。しかし、だからと言って、人の命を奪ってよいということにはなりません。それは、どんな理由があったにせよ、許されるべきことではないのです。
しかし、それを政治的な思惑でゆがめたのが、支持率を気にした当時の政権与党であったと思います。岸田元首相による、自民党総裁としての家庭連合に対する関係断絶宣言、それを煽って人気取りに走った立憲民主党、家庭連合を壊滅させようと暗躍する日本共産党及び全国弁連、それらの政治的思惑が一致して、家庭連合たたきを行った結果、「社会悪である家庭連合が、信者やその家族を苦しめ、安倍元首相暗殺の原因を作った」という構図を作ったわけです。
可哀そうなのは、命を奪われた安倍元首相です。彼は、家庭連合の関連団体であるUPFにメッセージを送っただけなのに、それが悪とされ、殺されてもしかたがない、というような風評を作ってしまいました。
もし、自民党の、あるいは他党の国会議員の一人でも、「家庭連合と関係があるとかないとか、そんなことは問題ではない。一国を導いてきた指導者を殺害するなど、許されるべきではない」と明言したら、こんなことにはならなかったと思います。しかし、政治家は皆、口をつぐんでいます。おかしいですよね。
山上被告は、未だに公判が始まっていません。年内に公判が始まるという一部報道もありますが、それも家庭連合の解散命令の決定が確定した後だというのです。家庭連合が加害者であることが確定した後に、被害者である山上被告の公判を始めるのだとしたら、本末転倒ではないでしょうか。
可哀そうなのは、安倍元首相です。死人に口なし。あれだけ日本の経済の復興、日本の安全保障、地位の向上に貢献した指導者なのに、「家庭連合とズブズブ」などというデマによって、犯人を裁くことさえ留保されているのです。
政治的な思惑によって、被害者と加害者を転換させる。こんなおかしなことが横行するような日本であってよいのでしょうか。正しいことを堂々と主張する、そんな国会議員が、日本には必要だと思います。
動画はこちら
https://youtu.be/4X95y_OZ_9I
