関西テレビ 増山誠県議に対する処分 橋下徹氏の発言
2月26日に、去年の兵庫県知事選挙に際して、百条委員会で得た音声や書面を、NHKから国民を守る党から立候補した立花孝志氏に提供したとして、日本維新の会は岸口実県議を除名処分、増山誠県議を離党勧告とする処分を発表しましたが、それに先立って、同じ2月26日に、橋本徹氏が関西テレビでコメントをしています。
これについて、2月27日の千葉県知事選の街頭演説で、立花孝志候補が、「昨日の関西テレビでの橋下徹さんの発言は、かなり前進しています」と話していました。
https://youtu.be/aGqPnigpF64?si=5hVhtc8veRvrijt0&t=52
では、具体的に何が「前進」だったのか、特に増山誠県議の処分に絞り込んで、分析しました。
まず前提として、増山誠県議が、10月31日に立花孝志氏に提供したのは、通常は公開とされている百条委員会が10月25日は秘密会とされたため、そこで行われた片山副知事の証人尋問を録音した音声データです。
それに対して日本維新の党が処分したのですが、橋本徹氏の論点は、下記の通りです。
①大前提として、増山県議が行ったことは、ルール違反なのだから、処分は仕方がない。
ルールはルールとして、処分は下すべきという考えです。
https://youtu.be/APFIyrhRhHo?si=DXlsxKP5WfDZ2QIa&t=394
②秘密情報を外部に漏らしたということが即アウトではない。
https://youtu.be/APFIyrhRhHo?si=SQosqEi33zt_3zfE&t=465
報道機関も、捜査当局がリークした情報を、「捜査関係者の話によると」という形で報道しています。
キャスターが、「それは公益性、公共性があると判断したから」と返すと、その判断を報道機関がしている時点で基準があいまいなのだから、増山県議の行為を一方的にアウトと断じることはできないのではないか、ということです。
③増山県議が音声データを漏らしたとされる百条委員会の秘密会は、そもそも秘密会にすべきではない。
百条委員会は、原則公開です。10月25日の回が秘密会とされたのは、選挙に影響があるからという理由でしたが、秘密会にすることで、むしろ選挙に影響がでるとも言えます。
https://youtu.be/APFIyrhRhHo?si=IJcSO2FVTRS9grdy&t=612
④秘密会にしたのであれば、片山副知事に全てを語らせるべきであった
音声データによれば、奥谷委員長が片山県知事の証言を止めてしまった。秘密会であれば、むしろ全て話をさせて、事実かどうかを検証するべきで、それが百条委員会の機能ではないかということです。
https://youtu.be/APFIyrhRhHo?si=IzVH60frG2n0L661&t=682
⑤大手メディアは、情報を隠してしまうが、それが却って国民の不信を招いている
大手メディアは情報は基本的に開示するべきで、それを「プライバシーの保護」などの理由で隠してしまった結果、大手メディアは情報を隠し、立花氏が暴く、という構図が、国民の間に広がってしまったというわけです。
https://youtu.be/APFIyrhRhHo?si=xEjeh9Rc1irQ2gM5&t=750
⑥増山県議が情報提供した相手が日本維新の会や報道機関ではなく立花氏であったのは、情報を開示する確実な方法だと思われたから
増山県議は、他党ではなく日本維新の会の幹部に情報提供するべきだったという意見があるが、反斎藤という方針がはっきりしているのに情報提供しても、開示されない。大手メディアも情報を開示するかどうかわからないから、提供されなかった。
https://youtu.be/APFIyrhRhHo?si=59FPGZbP9q1SxHHe&t=883
⑦「百条委員会は3月中にも、斎藤知事にパワハラはあったと報告をする予定」とのことだが、これこそ秘密の暴露ではないか
キャスターが、百条委員会が出す報告書の素案を話したところ、橋本徹氏は、これこそ百条委員会としては外部に出してはいけない情報であり、増山県議がやったことと同じではないか、と指摘しました。鋭い指摘だと思います。
https://youtu.be/APFIyrhRhHo?si=DDWtX5gOzwPhp6tW&t=1136
立花孝志氏の街頭演説で、橋本徹氏の発言が前進した、と言ったのは、こういう点だと思います。誤解を招きやすい立花氏の言動ですが、立花孝志氏と橋本徹氏とは、2時間くらい話をしたということですから、真意が伝わったということかもしれません。
動画はこちら
https://youtu.be/lAjyg9iQqn8
