文部科学省陳述書捏造疑惑 第二弾!
文部科学省が、家庭連合について解散命令請求を申し立てた際の陳述書について、署名した本人から「書いていない」「事実と違う」などの情報が寄せられていることを、世界日報が報じています。中には、家庭連合ではない宗教の元信者の被害など、とんでもないものが混ざっているそうです。
https://www.worldtimes.co.jp/japan/20250210-191181/
信教の自由について、最も慎重であるべき文化庁が、「統一教会を解散させろ!」という号令があったかどうか知りませんが、組織が一丸となって証拠集めに狂奔した状況が透けて見えます。中には怪しい情報があることを、文部科学省の上層部も知っていたとしたら、とんでもないスキャンダルです。
これと似たようなことが、以前もありました。郵便不正・厚生労働省元局長事件(村木事件)です。
日本弁護士連合会の資料が、わかりやすいです。
https://www.nichibenren.or.jp/activity/criminal/visualisation/falseaccusation/case1.html
2008年に障害者用郵便制度の悪用事件が発覚し、2009年「凛の会」代表者らが郵便法違反で逮捕されました。郵便料金の優遇制度を利用するために、厚生労働省の公的証明書が使われたのですが、大阪地方検察庁特捜部は当時厚生労働省の障害保健福祉部企画課長だった村木厚子氏が虚偽公文書作成に関与したと起訴しました。背後には国会議員がいるとして特捜部は国会議員がらみの事件として立件しようとしましたが、実際には村木元課長の部下の係長が勝手に課長印を虚偽公文書に捺印したものでした。当時の主任検事は供述調書を作って係長に無理やり署名させましたが、虚偽公文書を作成した際のフロッピーディスクの日付が供述調書の内容と異なるものであることがわかり、なんと主任検事は証拠物のフロッピーディスクの文書のタイムスタンプを、供述調書に合わせて改ざんしてしまったのです。
公判において、他の証拠物も相互に矛盾があることが判明、2010年9月に村木元課長の無罪が言い渡され、逆に主任検事は証拠隠滅の罪で逮捕され、大阪地方検察庁特別捜査部の部長および副部長も犯人隠避の罪で逮捕されました。3人とも有罪判決を受けています。部長および副部長は、公判直後に主任検事から告白されたにもかかわらず、それを隠そうとしたのです。
これは、検察庁の信用を揺るがす大事件でした。犯罪を追及する立場の検察庁が証拠を改ざんするなど、あってはならないことです。
文部科学省が今回行ったことも、同じような話です。なぜなら、今回の解散命令請求には検察官は関与していませんから、第三者のチェックを受けていないのです。公正さは文部科学省が自ら証明する必要があるわけですが、証拠物件たる陳述書に虚偽があるとしたら、まさに大阪特捜部が犯した過ちと同じことになります。
官僚は、政治家から目標が設定されれば、それを実現するために、一生懸命努力します。それは日本の国を支える力でもありますが、方向性を間違えば、とんでもない結果をもたらす危険があります。一つの団体の権利義務を消滅させるということがどういうことか、文部科学省という省庁に想像力が働いたか、とても疑問です。これは、戦後最大の宗教行政スキャンダルに発展しかねないという、そういう問題だと思います。まさに、歴史に悪名を残しかねない問題です。
私たち信者は、どんな結果がでようとも、この命が残っている限りは、叫び続けます。果たして文部科学省の官僚たち、そして文部科学省に指示を出した政治家たちは、歴史の評価に耐えることができるのでしょうか。
動画はこちら
https://youtu.be/gwOU8yqR03I
