フジテレビ港社長の記者会見 代表者の言葉の重み ~家庭連合のケースと比べて~
先週1月17日、中居正広さんのトラブル関連して、フジテレビの港社長が記者会見をしました。
それに関して、いろいろな記事があります。下記に時事通信の記事をご紹介します。
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202501fujikaiken-team
港社長は記者クラブの記者に限定し、録画どころか画像でしか公表しておらず、誠意がないという批判が行われているようです。記者会見の内容を私も見てみましたが、結局社長は自分の声で記者に語りかけるというよりも、実際に起きたことについて表面的に語り、あとは調査委員会を開くのでそちらにすべて任せているので、自分からは何も申し上げられない、と言うことで、実質的に何も回答してないわけです。
それが不誠実だということで、今週に入ってから、スポンサーがどんどん降りて、トヨタや第一生命を始め、50社以上もCM広告の出稿を差し止めるとこういうことになっています。今日私もフジテレビの番組を見てみましたが、ほとんどがACジャパンの公共広告に置き換わっていました。かなりの非常事態だと思います。
なんでこのように視聴者からも、何よりも収入源であるはずのスポンサーからも突き放されてしまったのかと考えると、やはり記者会見というものの大切さ、特に組織の代表者が、どう向き合うか、国民に向き合うということはとても大事だと思った次第です。
私は家庭連合の信者ですので、家庭連合の代表である田中富広会長が、過去非常に大事な節目のところで記者会見をまあ行っています。それは非常に適切なタイミングできちんと自分の言葉で話をしていて、立派な対応だったと思っております。
当時の記者会見の内容を、こちらでご紹介してみたいと思います。
2022年7月11日、安倍元首相が暗殺された事件の3日後、山上哲也容疑者の母親が、家庭連合の信者であると言うことが、一部報道で出だして、それを受けて開いた記者会見です。
https://youtu.be/VCumOtesK0s?si=MM_OxNbQGfsEXuYm&t=248
「さて、今回の事件の容疑者である山上哲也の供述内容の一部が警察によって発表され、特定宗教団体に対する恨みが動機となっているという報道がなされました。この特定宗教団体が当法人ではないかという噂が広く流れるとともに、一部メディアでも当法人の実名での報道がなされました。それを受け、当法人としての公式見解を発表する必要があると感じ、今日このたびの記者会見を開かせていただきます。当法人が、知り得る限りの事実を述べさせて頂きます。
第一に、山上哲也容疑者は、当法人の信者ではございません。過去においても当法人の信者があったという記録は存在しておりません。
第二に、山上哲也容疑者の母親は当教会員であり、これまでも月に一回程度の頻度で、教会の行事に参加してまいりました。
第三に、山上哲也容疑者の犯行の動機や一部メディアで報じられている献金問題に関しましては、現在警察が捜査中であると思われますので、この場での言及は避けさせていただきます。これに関しては、警察からの要請があれば、全面的に捜査に協力させていただきます。
最後に、メディアの皆様にお願いがございます。報道に際しては、正確公正客観的な取り扱いの上、事実に反する内容、憶測に基づいた記事を出されることがないように、当法人に関することを書く場合には、事前に直接取材をして情報を得てくださるようにお願いします。取材に対しましては、誠意を持って対応を致します。以上です。」
この記者会見が行われたのは、安倍元首相の暗殺事件のわずか3日後です。このタイミングで、家庭連合の代表者として、きちんと記者の皆様の前に顔を出して、その時点で知り得る限りのことをお話ししたということです。
この会見の後、メディアの皆様に対して事前取材をすることをお願いしたにもかかわらず、家庭連合=旧統一教会という名前で、事前取材などない状態で急速に批判の報道合戦が行われ、解散命令請求を受けるような事態にもなっています。
ある意味、この記者会見が、その呼び水となってような面もあるかもしれませんが、それでも、あのタイミングで、きちんと組織の代表者が語ることで、私たち信者も、自分たちの声を伝えなければならないと奮起し、教会外部の方々も意気に感じて情報発信して下さっているのだと思います。
繰り返しになりますが、重要な局面では、その組織の代表者が、自分の言葉できちんと話をする、責任説明責任を果たして行くと言うことは、とても大切なことだと思います。
動画はこちら
https://youtu.be/4AyJjbdH-NA
