韓国 尹大統領の逮捕

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、2025年1月15日、内乱容疑で高位公職者犯罪捜査庁(公捜庁)によって逮捕されました。これは韓国史上初めての現職大統領の逮捕であり、韓国の民主主義において、大きな後退だと思います。

尹大統領は2024年12月3日夜に非常戒厳令を宣布しました。これは、野党が大統領の執務を妨害し、このままでは韓国の行政に大きな支障をきたすからでした。しかし、この非常戒厳令の宣布が内乱罪に該当する可能性があるとして、捜査が開始されました。
高捜庁は、尹大統領に対して、3度にわたり出頭を要請しましたが、尹大統領はこれらをすべて拒否しました。高捜庁には捜査権限がなく、出頭すれば身体拘束される恐れがあっ高捜庁は逮捕令状を得て、1月15日早朝3200人の態勢で大統領公邸に入り、尹大統領は拘束されました。
尹大統領は逮捕前後に国民向けの談話映像を発表し、逮捕を「不法で無効な手続き」と批判しつつも、「流血の事態を避けたい」として逮捕に応じたのです。

この逮捕劇の背景には、李在明(イ・ジェミョン)氏率いる最大野党「共に民主党」があります。李在明氏は反米・反日的な姿勢を明確にしており、尹大統領とは対極的にあります。
日米間の連携は、極東の安全保障においては、非常に重要な要素です。文在寅前大統領の時代は、日韓関係が非常に悪化しましたが、今回の逮捕劇は、韓国が再び反米・反日の方向に向かうきっかけになる可能性があります。
日本も、石破政権の岩屋外務大臣が親中的な行動をするなど危険な兆候だと思います。韓国の方々が賢い対応をするよう、願うものです。

動画はこちら
https://youtu.be/MXYeafrnjuo