文鮮明先生の思想は世界一家族

文鮮明総裁の思想は反日だ、とおっしゃる方がよくおられます。
例えば、文鮮明総裁が、1909年に伊藤博文初代韓国統監を銃撃した独立運動家 安重根(アンジュングン)を英雄視したり、1919年3月1日の独立運動で先頭を切って活動した少女柳寛順を尊敬するような発言をしたことを、反日と言ったりします。

しかしこれは、韓国人がほぼ全員そう思っているのであって、これを反日と言うのであれば、韓国人は全て反日ということになってしまいます。韓国人は日本人を、国を奪った恩讐だと思っているのです。実際に、韓国では3月1日は三一節と言って祝日になっているし、日本で終戦記念日とされる8月15日は光復節、つまり光が戻った日となっています。
日本人から見れば、当時の世界情勢からみて、西洋列強特に極東に力を入れ出したロシアから守るために韓国を保護国化したのですが、韓国人はそう捉えておらず、これは歴史的に大きな齟齬となっています。文鮮明総裁は、韓国人の一人として、見解を述べたに過ぎません。

大切なのは、文鮮明総裁は、韓国人とか日本人とかいう立場を越えて一つになれ、世界一家族になれ、という思想を持って、それを実践したということです。
私たち家庭連合の信者が、文鮮明総裁の理念に共鳴するのは、まさにその点なのです。

平和神経という本に、2005年に設立されたUPF (Universal Peace Federation)の、9月12日アメリカのニューヨークリンカーンセンターでの設立大会の講演、それからその後全世界120カ国で行われた巡回講演の講演文が収録されています。ここに共通して書かれているメッセージがありますので、読んでみたいと思います。

「ところで、真の父母様から祝福結婚を受けて理想家庭を築き、罪のない純粋な真の種を受ける最善の道は、交叉結婚です。人種、文化、国境、宗教の壁を飛び越え、神様のもとに人類一家族を作る大役事です。神様の目には、皮膚の色の違いはありません。神様の目には、国境が存在しません。神様の目には、宗教と文化の壁が見えません。これら全てが、数万年の間、人類の偽りの父母として君臨してきた悪魔、サタンのまやかしにほかなりません。
最も呪わしく、夢にも見たくない恩讐の家庭と、祝福結婚を通して一つの家族になったと考えてみてください。恨みの思いに凝り固まっていた父母たちの血統は消え去り、新しい強力な真の愛の血統が創造されるのです。
両家の子女たちが夫婦となり、互いに愛し合い、幸福な家庭を築いて暮らすことを呪う父母がどこにいるでしょうか。いくら憎い怨讐の娘であったとしても、自分の息子の愛を受ける嫁となり、水晶のように清らかで澄んだ真の天の孫と孫娘を抱かせてくれるとしたら、喜びの笑顔を見せないおじいさん、おばあさんがどこにいるでしょうか。」(平和神経 P34-35)

文鮮明総裁は、この思想を、言葉で言うだけではなくて、実際に実践されています。私は1988年に祝福を受けまして、家庭連合の中では6500双と言うのですが、この祝福結婚式の中心的な家庭は、日韓・韓日国際祝福結婚です。私は日本人同士でしたが、私の祝福の同期には、日本人と韓国人、韓国人と日本人という祝福家庭がたくさんいます。その方々の子ども、二世は、もう成人されて、各地で活躍されています。二世の会の代表で有名な小嶌希晶さんもその一人です。そういう方々から見ると、日本が、韓国が、ということ自体が、どちらでも同じことになるのだと思います。どちらも自分の両親の国だからです。
最近では、韓鶴子総裁の孫の文信興氏の奥様も、日本の方です。
私が親しくしている日韓家庭も、家庭交流をしていますが、本当に仲がいいです。最初はけんかも多かったそうですが、今は、はたから見ていても本当に仲がいいんです。「私たちはラブラブですよ」と言っていますが、その通りと思います。
日本と韓国では、先ほど申し上げました通り、見解も違うし歴史観も違いますが、そういう方々が、一つの家庭を築いているというのは、まさに世界一家族という文鮮明総裁の理想を、まさに体現していると思います。

それから、日本からたくさん韓国にお嫁に行ったことを批判する方もいますが、逆に韓国からも多くの韓国人が日本人と祝福結婚を受けて、日本に来ています。中でも、1990年代に、韓国から多くの韓日家庭の牧会者が日本に来られました。韓国人がご主人で、日本人がご夫人です。牧会者は、日本に対して恩讐の思いもあると思いますが、そのようなことは言わずに、日本のために一生懸命尽くしていらっしゃいます。私の地元の教会では、なぜか代々韓国人の牧会者なのですが、日本は韓国に対して罪を犯したとか、日本はサタンの国だとか、そういうことを聞いたことは一度もありません。日本は母の国だから、天から愛されている国です、ということはいつも話されます。それは、ご自身が、韓国人から見れば恩讐である日本人の奥様を愛する努力を、実際にされているからだと思います。

家庭連合は反日だというのは、正反対なのです。むしろ恩讐である日本と韓国が、一つとなるような思想を持ち、それを実践してきた団体です。 繰り返しになりますが、家庭連合は、世界一家族を目指す文鮮明総裁の理想を実現しようと日々努力している団体でございます。

動画はこちら
https://youtu.be/RcsgifEtCHI