元足利市長の大豆生田実氏の旧統一教会に関する発言
11月27日に、元足利市長の大豆生田実氏が、浜田聡参議院議員の動画に登場されました。
大豆生田実氏は、先日の衆議院議員選挙で、日本維新の会から東京11区で立候補され、残念ながら落選されたそうです。家庭連合については、相当批判的な立場で、いろいろと発言をされていました。
https://www.youtube.com/live/w5jvxd2Wp_0
統一教会は反日カルトで自民党とズブズブの関係だ、ということも言っていますが、やはり一番大きな問題点は、次の3点かと思います。
1点目は、拉致監禁による強制改宗を正当化していることです。信者はマインドコントロールされているから、家族がそれを解きたいという思うことは当然で、そのための脱会屋に相談して保護説得をするのは、許されるという見解です。拉致監禁の被害者の悲惨な状況に対する認識が、大きく欠けているようです。
2点目は、フランスの反セクト法(本人はカルト防止法と言っていましたが)の例をあげて、宗教とカルトを切り分けて、カルトを制限するべきだといっていることです。宗教とカルトを、どのように線引きできるというのでしょうか。フランスではそれができていると発言していますが、この法律はアメリカなどから批判され、2005年以降セクトの指定がされていません。信教の自由を侵害する危険な発想です。
3点目は、家庭連合の信者の信仰について、「マインドコントロールされている」という強い思い込みがあることです。家庭連合には支配層と末端信者がおり、末端信者は「慎ましい生活をして、彼らの神の摂理に従った慎ましい生活をしていくことこそが大事なんだというようなマインドコントロールをされた状態」だと言っています。私も末端信者ですが、別につつましい生活はしていないし、教団幹部がぜいたくな生活をしているなどという話も聞いたことがありません。
大豆生田実氏は、浜田聡議員が国会質問で宮村峻氏について話すなら直接取材すべきではないか、と発言していました。しかし私は、大豆生田実氏ご自身が、拉致監禁の被害者や、家庭連合の信者と話をしたことが、ほとんどないのではないかという印象を持ちました。
そこで、浜田聡先生に、大豆生田実氏との対談ができないか、ご相談を致しました。大豆生田実氏も、国会議員を目指すのであれば、思い込みだけで家庭連合批判をするのではなく、広く意見を聞いてみてもよいのではないか、と思います。大豆生田実氏は日本の伝統文化を大切にする保守派のようですし、共有できる部分もあるかもしれません。対談が実現するかどうかはわかりませんが、前向きな意見交換ができることを期待しております。