自民党と家庭連合 「ズブズブ」批判はやめた方がいい
自民党の国会議員と家庭連合の信者の接点があったということで、未だに「ズブズブだ」というような批判がされることがあります。家庭連合の信者を批判するのではなくて、自民党の国会議員を批判する材料として、この言葉が使われています。これに対して、自民党の方から「問題ない」とはっきり言えばいいのですが、それができずに、未だに「ズブズブだ」と言われて、自民党は自縄自縛に陥っているように見えます。
この「ズブズブ」というのは、全く中身がない話です。いかに、その理由を申し述べます。
1点目に、そもそも国民が、ある宗教を信仰していようと、ある団体に属していようと、国会議員を応援することには全く問題がありません。地元の後援会や企業・団体が、その議員を当選させようと一生懸命選挙応援するのは、当たり前のことです。選挙応援するのに、いちいち思想・信条をチェックする方が問題です。もちろん、暴力団に属している人が応援することは問題がありますが、それも暴力団取締法などの法令に規定されている場合に限られます。
2点目に、家庭連合が応援してきたのは、自民党の国会議員だけはありません。今回、立憲民主党から当選された方の中にも、家庭連合の信者が応援してきた人は、たくさんいます。典型的なのが野田佳彦さんです。この方は、私自身が、2000年の総選挙の時に応援しました。当時野田さんは、その前の選挙で落選して浪人しておられました。保守的な考えを持っている方だったので、熱心に応援している家庭連合の信者の方がおられて、私も一緒に応援していました。日曜日の教会での礼拝の時に挨拶にこられていて、一緒に応援歌を歌ったりしました。2000年の衆議院議員選挙で返り咲いて、みんなで喜んだのを覚えています。
3点目に、昨日動画でも配信したUPF(Universal Peace Federation)で、トランプ前大統領と安倍元首相がアベックでビデオメッセージを寄せていることです。もし安倍元首相が家庭連合とズブズブだと言うのであれば、トランプ前大統領は、もっとズブズブだということになります。トランプ前大統領がメッセージを寄せたのは、この時に限らないからです。
では、トランプ氏が来年1月に大統領に就任した後、日本のメディアや政治家は、「トランプ大統領は家庭連合とズブズブだ」と批判するのでしょうか。ありあえないことではないでしょうか。
4点目に、安倍元首相の暗殺事件の犯人である山上容疑者は、このメッセージを見て犯行を思いついたと伝えられています。それをもって、山上容疑者に対する減刑嘆願運動がおきたことは記憶に新しいところです。しかし、そのような話が通るなら、トランプ前大統領に対しても同じことような理屈が当てはまってしまいます。トランプ前大統領は、選挙期間中に狙撃され、九死に一生を得ました。もし家庭連合とズブズブだという理屈で暗殺が正当化されるのであれば、それこそ国際問題になります。つまり、「家庭連合とズブズブだ」という話は、何の説得力も持たない、空論でしかないのです。
5点目に、家庭連合の信者が社会で接点を持っているのは、政治家だけではありません。私も本業は個人事業主ですから、家庭連合とは何の関係もないお客様と一緒にお仕事をしていますし、地域活動にも参加しています。そうすると、私と接触がある人は、家庭連合と何の関係もないのに、「家庭連合とズブズブだ」ということで批判さるのでしょうか。それこそ社会問題ではないでしょうか。
自民党は、このような空論に惑わされることなく、家庭連合との関係断絶宣言を、今すぐ撤回するべきだと思います。