日本の家庭を守る会 施策④ 行き過ぎたLGBT施策の中道化
昨年、岸田前首相が主導して制定されたLGBT理解増進法に対しては、国民的な議論を飛び越えて、政治的な動機で決められたことに、強く反対します。
元々日本は、異種文化に対しては寛容な国です。海外から仏教を取り入れ、儒教を取り入れ、それらを融合して日本の文化を形作ってきた、そういう民族です。同性愛についても、日本にはオカマの文化がもともとあって、別に差別などすることなく、共存していました。
海外の同性愛に対する差別は、これとは違います。同性愛者は犯罪者のように隔離され、ホルモン剤などを投与される、ということが行われてきました。第二次世界大戦で、ドイツ軍の強固な暗号「エニグマ」を解読し、連合軍を勝利に導いたとされるイギリスの天才数学者アラン・チューリングも、同性愛者でした。戦後同性愛者として逮捕され、ホルモン剤を投与されて廃人のようになり、41歳の若さで亡くなりました。西洋はキリスト教の歴史文化があるから、LGBTに対しては元々抑圧的であり、差別解消の動きがあったと言うわけです。
しかし日本ではそのような弊害はありませんでした。だから急いでLGBT理解増進法など作る必要はなかったのです。岸田前首相がLGBT理解増進法の成立を急いだのは、G7を5月に控え、LGBT施策についてエマニュエル駐日大使が政府の方針に口出しをする中、バイデン大統領に広島に来てもらうための取引とも言われています。
LGBTには、多くの議論が必要です。一部の急進的な意見に引きずられるのではなく、冷静な国民的意見が必要なのです。もちろん、生まれながらに自分の性に対して違和感がある子どもはいます。学校現場で、対応に困ることもあると、ある教育者から聞いたこともあります。
しかし行きすぎたLGBT教育は、歪みを生みます。テスラやXのオーナーであるイーロン・マスク氏は、自分の息子が性転換したことを学校から知らされず、深く失望したと言っています。それが共和党を支持し、トランプ大統領を応援した理由の一つと言われています。
https://www.sankei.com/article/20240723-TVHT65SVYRF5TIMWLTLZN6J7KQ
未成年が、一時の熱狂で性転換手術を受け、取り戻しができないダメージを受けていることを、アビゲイル・シュライヤー氏が警告し、今年日本語訳が出版されましたが、これは近いうちに日本でも起きうる問題です。
LGBTを強調するあまり、先天的な女性アスリートの権利が、後天的女性アスリート(つまり元男性)によって侵害されていると訴えるケースも増えています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a9f193ab4a5ec11a9475b88a607ac9150b62dc6
私の立場は、宗教的理念により、LGBT施策を進めることには明確に反対です。すなわち、旧約最初にあるように、神は男と女とに分けて人間を作られました。命が神から与えられたものであるのと同様、性別も与えられたものですから、後で人間の都合で変更できるものではない、という考えによります。保守的なキリスト教でも、同様の考え方であると思います。
もちろん、他の立場の意見もあるでしょう。大切なのは、きちんと議論をするべきだということです。日本の家庭を守るという観点から、LGBT施策については中道化し、急進的な政策を止める必要があると思います。
【日本の家庭を守る会】
パンフレット
https://drive.google.com/file/d/1Rg_OMiG4hpDyYg-Nfsf2ZURF073gKmDB
入会フォーム
https://forms.gle/6ZXNNdLo1mUrYKZH6