神が与えた命

命は、何のためにあるのか、こんなことを、高校生の時によく考えていました。
いろいろな本を読んだけれども、明確な解答はありませんでした。

統一原理を聞いて、一番納得したのは、こういうことです。
「命の目的は、それを与えた者、すなわち神にしかわからない」

よくよく考えてみれば、自分は自分の意思で、この世に生まれてきたのではありません。男に生まれるか、女に生まれるか、そんな基本的な選択権すら、自分にはありません。だから、自分が生きる目的を、自分自身に求めたって、答えがあるはずはないのです。
テレビのクイズとかで、「これ、何に使うんだろう」、と目的不明な物体について、使い道を当てるようなのがありますが、その答えは作った人に聞くのが一番いい方法です。

だから、命の目的を知るには、神を知ることが一番の近道だ、と私は思いました。

神についての専門家は宗教です。哲学でも神を論じますが、神そのものを理解するというよりも、神の存在について科学的に論じる学問なので、宗教とは異なります。なぜなら、その宗教を実践してみないと、そこで示される神の姿を肌感覚として理解することはできないからです。

そういうことで、私は40年経った今でも、一人の宗教者として、神について求めているという次第です。学問に終わりがないように、この道にも終わりはないようです。いまだに新しい発見があるし、出会いがあるからです。それも一つの人生の楽しみなのかもしれません。

動画はこちら
https://youtu.be/_lTTPmMUP0Y