政治団体「日本の家庭を守る会」について
昨日、政治団体「日本の家庭を守る会」を立ち上げたことを、YoutubeやXで発表させて頂きました。いろいろな方からコメントを頂きました。どうもありがとうございます。
若干、補足説明が必要かなと思いましたので、少しお話します。
まず、私が政党を立ち上げたと思っている方いるようですが、私が立ち上げたのは政治資金規正法で定めるところの「その他政治団体」であって、政党ではありません。政党というのは、政治資金規正法で明確に定義されていて、次の二つの条件を満たすことが必要です。
①国会議員が5人以上所属していること
②直近の国政選挙で日本全体の2%以上の得票があること
政党になると、政党助成金が交付されます。国民一人当たり250円、約317億円が、国会議員の数や得票数などによって、交付されるのです。「その他政治団体」には、そのような恩恵はありません。
また、政党は、法人からの寄付を受けることができます。「その他政治団体」はそれができません。「その他政治団体」はあくまで個人からの寄付しか受け取ることができず、しかも上限は一人150万円までと決められています。政党は資金的にも非常に優遇されていますが、「その他政治団体」はそうではありません。
それから、会の名前ですが、「〇〇会」だと政治団体であるかどうかがわかりにくいので、「〇〇党」の方がよいのではないか、というご意見もありました。
確かに、政治団体の中には、政党ではないにも関わらず、「〇〇党」と名前を付けている団体も少なくありません。全国を活動範囲とする政治団体は、総務省の登録で約3000位あるようですが、結構「〇〇党」は多いです。固有名詞を出して恐縮ですが、有名なところでは、日本保守党とか、幸福実現党などです。
しかし、政治家の後援会も政治団体ですが、こちらは「〇〇先生を励ます会」などのように、「〇〇会」となっています。
私も、「日本の家庭を守る党」のような名前にすることも考えましたが、やはり政党と紛らわしいと思い、「日本の家庭を守る会」ということにしたという次第です。
昨日の動画でも申し上げましたが、自民党は家庭連合との関係断絶宣言した結果、憲法16条で保証されている私たち家庭連合の信者の請願権は奪われました。しかし、参政権は憲法15条で保証されています。このような状況下では、私たちの理念に基づく政策は、直接国政に訴える他方法がありません。「日本の家庭を守る会」は、このような背景で立ち上げた政治団体であることを、ご理解頂ければと思います。