家庭連合の経典は霊感商法ではない
家庭連合に対して、霊感商法という非難がされていることは、このブログでも再三お話している通りです。今から40年くらい前からこのような報道がされていて、2年前の安倍元首相が暗殺されて1週間も経たない時に、全国弁連が記者会見をして、そこでも霊感商法と言っていました。
https://smart-flash.jp/sociopolitics/191241/1/1
実は、40年前の霊感商法の対象とされていた壺や多宝塔については、1987年3月以降、輸入販売を中止したと、ハッピーワールドの古田元社長が証言しています。これは、昨日紹介した「霊感商法の真相」に書かれています。実際私は、壺や多宝塔が販売されているのを見たことがありません。
しかし霊感商法という言葉は今でも家庭連合の非難のために使われ続けています。先ほどお話した全国弁連の記者会見の資料にも、こう書かれています。
「統一教会は長年にわたり霊感商法を組織的に展開し、常に社会問題を引き起こしてきた。そのため、昭和62年(1987年)5月には全国の弁護士約300名が集まり全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が結成され、現在に至るまで被害救済等の活動が続けられている。
令和3年(2021年)12月までの34年間に全国弁連所属の弁護士や消費生活センターが受けた統一教会に関する相談は3万4537件、被害総額は約1237億円にも上る。金銭収奪型のカルトにおいて、これだけ長期間かつ大規模に問題となった教団は他に無いと言って良い」
霊感商法による被害が1237億円だ、といっているわけです。そして渡辺博弁護士は「聖本」を手に取り、こう語ったそうです。
「すべての財産は、神様、いまでいえば韓鶴子さんのもの。すべて捧げなさいというのが統一教会の教えですから、その結果、家庭崩壊になってしまうということです。
これは一冊の本ですが、3000万円です。常識はずれです。信者に1冊だけでなく、4冊も5冊も売りつける。こんな非常識なことがずっとおこなわれている。中身は文鮮明さんの『みことば』を印刷した本で、なんで3000万円もするかというと、文鮮明さんの署名があるからです」
しかし、これは完全に間違っています。教祖が語った語録、私たちは「み言葉」と言っていますが、これを買うためにお金を払っているのではありません。そうではなく、献金を捧げた証として、このような「み言葉集」を頂くのです。そして献金というのは、純粋な宗教的行為であって、霊感商法とは異なるものです。なぜならば、霊感商法の定義は、警察庁の1987年の国会答弁によれば、①死後など人の不安に付け込んで売りつける、②安価な商品を不当に高価な値段で売りつける、の2要件が必要だからです。
私たち信者が献金をする動機は、少しでも世界に貢献して神のみ旨に応えたいというようなものであって、不安に付け込んで献金させられるものではないし、本を手に入れるために売りつけられたものでもありません。
ちなみに、私もみ言葉をもっています。日々十分の一献金を行っていると、ある程度の金額になります。私はいくら献金したかいちいち記録をとっていないのですが、10年位前に、このような立派なものを頂きました。天聖経といって、文鮮明総裁が生前語られたみ言葉を、韓鶴子総裁がまとめたものです。
立派な装丁がされていますが、1冊1500ページぐらいあって、これが3冊入っているんです。信者は、訓読会といって、朝とか夜にこれを読むのですが、こんなに分厚いと取り回しが不便です。そこで、この文庫本が登場しました。今は、訓読会ではこの文庫本で読んでいます。こちらの方は安く手に入りますが、み言葉の価値には変わりありません。もし、高いお金を払ってやっとこの本を手に入れたのであれば、同じ内容で文庫本が出たら、怒る人が出てきそうですが、そんな人はいません。あくまでこれは、献金したことの証だからです。霊感商法とは、全く異なるものなのです。
全国弁連は、壺や多宝塔が販売されていないので、霊感商法という言葉を使うために、「聖本を3000万円で売っている」などと言っていますが、実態は全く違うのです。もはや霊感商法という言葉は死語であり、それを言い続けるのは、もはやレッテル貼りの目的以外の何ものでもありません。