家庭連合に対する「霊感商法」という批判は不適切
家庭連合に対する批判として、「霊感商法」というものがあります。かつて統一教会の信者が経営している会社で印鑑や壺などが販売されていた時期があり、それが資金集めの詐欺であるかのように言われています。
霊感商法については、全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が、HP上で次のように説明しています。
「先祖の因縁や苦しみからの解放を謳ったり、自己修練の名目で、信徒や会員等に対し服従を求め、社会的に不相当な高額な献金・物品購入や過度な長時間奉仕活動などを強いるもので、被害は金銭的なものだけではなくはなく、人生そのものを奪います。」
「信仰心や自己献身、組織の中の主従の関係を利用して、個人の自己決定権を侵害し、人生をいかに生きるかを決めるという全人格的な利益を奪う行為は、最大の非難に価します。被害に気付いたときの後悔と空疎は筆舌に尽くせないものです。」
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では、実際に印鑑などを買った信者は、どのように感じているのでしょうか。
私自身は大学時代に原理研究会で統一原理を学んで信仰を持つようになり、卒業後は一般企業に就職しましたので、印鑑とか壺などのいわゆる霊石は、売ったことも買ったこともありません。
そこで、地元の教会の信者に、いろいろと聞いてみました
ある方は、地方からお嫁に来て、訪問販売で印鑑を売りに来ましたが、先祖供養に深く関心があったので購入したそうです。その方はとても若いかたで、説明もとても頼りなかったので、むしろ安心して買ったとのことです。そしてそれがきっかけになって、霊界に興味を持つようになり、統一原理を学び、信仰を持つようになりました。
またある方は、別の宗教をしていた時に、統一教会の信者から訪問を受け、印鑑などには全く興味がなかったけれども、統一原理そのものに引かれて信仰を持つようになりました。その後、宝石などを買いましたが、とても素晴らしいものだったので喜んで買ったそうです。
また別の方は、訪問販売で印鑑を買ったけれどもそれっきりでしたが、一年ぐらい経ってからある方が訪問に来て統一原理を学ぶようになり、霊界に興味を持って信仰を持つようになったそうです。
皆さんに共通しているのは、霊石を購入したことに対して全く恨みなどはないということです。霊感弁連が言うような、「先祖の因縁や苦しみからの解放を謳う」ようなことは無かったし、「自己修練の名目で信徒や会員等に対し服従を求める」ようなことも無かったそうです。
もちろん、被害を訴える方は、いろいろと主張する点もあると思いますが、少なくとも霊石を授かって喜んでいる人がとても多いとことは事実です。そして、「霊感商法」という呼び名は、そのような人を蔑む言葉です。感謝して自らの意思で購入したものを、侮辱するような言葉で表現するのは不適切です。
例えば、私の背景のこの絵ですが、そこそこの値段で今年買いました。家庭連合とは全く関係ありません。売り物ではなかったのですが、今年は青龍の年だということで、これから信教の自由の戦いをしようという時に、勢いのある絵だったので、一目見て惚れて買ってしまったのです。飾ってみると、言葉に力が与えられているようで、とても気に入っています。こういうものは、値段の問題ではないわけです。もし誰かが、この絵を高すぎるなどと非難するならば、それは筋違いだと私は反論するでしょう。私の心の満足度を、だれが評価することができますか。
「霊感商法」と言う言葉は、それを満足して購入した方々に対しては、とても失礼なものです。もちろん、霊石を買ったことを後悔する人もいると思いますし、販売の方法も全てが適切であったとも言い切れません。しかし、霊石販売はコンプライアンス宣言以降は行われていないはずです。家庭連合に対して、「霊感商法」と言い続けることは、問題があるのです。