信者の人権を守る二世の会 鳥海豊氏と窪田順生氏の講演
信者の人権を守る二世の会が、久々にシンポジウムを開催しました。登壇されたのは、大学教授の鳥海豊氏と、ノンフィクションライターの窪田順生氏です。
動画は全部で2時間20分ほどありますが、この2人の話は非常に内容の濃いものでした。
https://www.youtube.com/live/VD5K2II-WUs?si=aSKZpGCkLh29fXuj
鳥海氏は、脱会屋の宮村峻氏により、ご両親が親族に頭を下げて拉致監禁を実行しました。鳥海氏は既に結婚しているにも関わらず、帰省時を狙って身体拘束したのです。その時の体験談は、あまりにも悲惨です。話し合いをするという名目ですが、両親、親戚が鳥海氏を取り囲み、鳥海氏の話は一切聞かず、全て否定してきます。こうなると、まともな神経では耐えることができず、頭がおかしくなると、鳥海氏は言います。鳥海氏は、偽装脱会したのですが、まさにそれは地獄のような体験でした。後に鳥海氏は、父親と話をすると、宮村氏がいかに嘘をついていたかを、父親はよくわかった、と言ったとのことです。
鳥海氏にとって、この時の体験は非常につらいものでしたが、きちんと記録に残す必要があると考えて書いたのが、「監禁二五〇日 証言 脱会屋の全て」です。この本は現在手に入れることができません。鳥海氏は長く沈黙を保ってこられたそうですが、今回公の場で発言するようになったのは、小嶌代表の誠意が伝わったからなのでしょう。
窪田氏のお話は、メディアはなぜ家庭連合に対して一方的な報道を続けるのか、という点です。それは、外部からの圧力ではなく、メディアの「セルフ言論統制」という力が働いているからだ、と言うのです。メディアは、最初視聴率は発行部数を稼ごうとして、過剰に世論を煽ります。その結果、人々は「悪人」と「善人」という単純構造で悪人を憎むようになります。メディアはここで中立を装って、反対意見も少し載せますが、それに対して人々がメディアに対してクレームを入れます。クレームを嫌がるメディアは、反対意見を載せないようになり、報道が悪人たたきに染められていく、というわけです。
典型的な例が、先日日本テレビで報道した、安倍元首相暗殺事件に関する特集の際に、統一教会が悪者であるというスタジオでの意見に対して、「教団に救われている人もいるんじゃないの」と発言したところ、炎上した事件です。見逃し配信サービスが停止されたようで、世間ウケしないコメントは発言できない、まさにセルフ言論統制です。
小嶌代表が、メディアの記者と個人的に交流するなかで、記者は正しく理解してくれたと思っても、記事になって出てこない点を指摘しましたが、まさにこのような力が働いているということです。
メディアが取り上げなくとも、SNSや動画で、真実を広めることができる時代となりました。
このような真実の声が、多くの方々に伝わることを願います。信者の人権を守る二世の会の、小嶌代表を始めスタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。