サンクチュアリ教会について
最近、家庭連合の信者ではないある方から、サンクチュアリ教会についてどう思うか、と聞かれました。
サンクチュアリ教会というのは、家庭連合の創始者である文鮮明師の七男の文亨進氏が10年ほど前に立ち上げた団体です。家庭連合から移籍した人もかなりいるようです。
サンクチュアリ教会の主張の問題点を解説した家庭連合の本と、サンクチュアリ教会が作った本を読んでみました。
大きな違いは、韓鶴子総裁に対する位置づけです。家庭連合は文鮮明師と韓鶴子総裁の二人を「真の父母」として敬愛していることは、このブログでも書いている通りです。サンクチュアリ教会は、文亨進氏が文鮮明師の後継者であり、韓鶴子総裁が文鮮明師の逝去後「真の父母」として家庭連合を代表するのは同意できない、としています。
実際、文亨進氏は文鮮明師が家庭連合の世界会長にまで抜擢したこともあり、将来を嘱望されていました。しかし、家庭連合の教義は、あくまで人類の救世主たるメシアは「真の父母」であり、文鮮明師と韓鶴子総裁は、二人で一つであるというのが、家庭連合の教義の最も重要な部分です。
家庭連合が指摘しているのは、まさにこの点であり、サンクチュアリ教会が韓鶴子総裁の「真の父母」という位置づけを否定した時点で、文鮮明師の意思から完全にはずれてしまったため、後継者として名乗ることはできなくなっているのです。
率直に申し上げて、家庭連合の信者としては、とても残念に思っています。文亨進氏は何回も日本に来たことがあるし、宗教的な素養もあって、教会内でも人気が高かったからです。しかし、教義の最も重要なところを否定するのであれば、家庭連合の指導者として受け入れることができません。
サンクチュアリ教会に行った方の中に、私が昔世話になった人がいて、この本もその方が送ってくれたものです。集会にも誘われましたが、行こうとは思いません。自分たちの考えを発表するのは自由ですが、私は自分の信仰を大切にしたいし、それを否定する考えを受け入れることはできません。
家庭連合という教会の外部の方々から見れば、「真の家庭」と言いながら現実は違うではないか、という批判もあるかもしれません。実際、家庭連合の外部からの迫害よりも、このような内的な試練の方が大変だともいえます。しかし、予想もつかないことが起きることも、信仰の道だと思っています。何が正しいかは、歴史が証明するでしょう。実際、文亨進氏は、銃を聖なるものとして扱ったり、真の母の位置に別の人を指名したり、常軌を逸した行動をするようになってしまいました。
自分としては、神に答えを祈り求めながら、己を正す他ないと思っています。
動画はこちら
https://youtu.be/Jcx4dtnexPE
