「統一教会はマインドコントロールしている」はおかしい

金沢大学の仲正昌樹教授が、「統一教会はマインドコントロールしている」と安易に言っている人々に対して、疑問を呈しています。
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/2965257

仲正教授は、統一教会が正しいと言っているのではありません。
反統一教会派が、「統一教会は、地獄に落ちるぞと脅してマインドコントロールする」という言い方をすることは、信者を原始的な暗示にかかりやすいと決めつけている傲慢な態度だと指摘しているのです。

人が意思決定するプロセスには、多くのものがあります。その中には、集団心理のような、人間関係を通して働きかけられるものもあります。それは家庭連合という特定の団体のみのことではなく、多くの組織で見られるものです。仲正教授が記事で取り上げた事例は、大学の中での人間関係ですが、会社や地域社会など、いろいろな組織で、人間はその影響を受けます。

「マインドコントロール」を口にする人々は、自分は絶対に正しい判断ができる、と過信しています。そして「マインドコントロール」を相手の人格と尊厳を傷つける根拠にします。「あいつはマインドコントロールされているから正しい判断ができない」といった具合です。中身のない言葉でマウントを取りに行くわけです。あさましいと言う他ありません。

安易に「マインドコントロール」などと言うのではなく、謙虚に相手に対するべきだと思います。