国連によるガザ地区紛争に関するレポート
国連は、6月12日にガザ地区のハマスによる紛争について最初のレポートを提出しましたが、その内容はハマスの脅威については認めるものの、「人道に対する罪」についてはイスラエルのみに責任があるかのような報道をしたと、アメリカのニュースサイト「Breitbart」が報じています。
https://www.breitbart.com/national-security/2024/06/12/u-n-confirms-hamas-horrors-on-october-7-but-blames-israel-for-crimes-against-humanity
Breitbartは、親イスラエル系のサイトですから、イスラエル側の報道をするのは当然かもしれません。しかし、多くのメディアがハマス寄りであることを考えると、双方合わせ読むことが大切だと思います。
この記事を読むと、「国連のレポートには、ハマスが病院を軍事基地として利用したり、物資を備蓄したり、人道支援物資の輸送を妨害したりしているという話は一切ない」と書いてあって、その問題点を指摘しています。
また、写真にあるように、ハマスはガザ地区紛争に乗じて、イスラエルのGAZA近郊にあるキブツ(集団住宅)を無差別攻撃していることも報じています。
ところが、日本の報道はどれを見てもほぼ同じような論調で、イスラエルに対する非難一色です。イスラエル側の反論を述べたような記事は、見たことがありません。どれも「どっちもどっち」というような内容となっていますが、テロ組織と国家による安全保障を同列に並べている時点で、これはおかしなことなのです。
これは、家庭連合に対する報道を見ても同様であり、一旦世論がある方向に向かうと、メディアは「右へ倣え」(というより左へ倣え、ですが)とばかりに同じことを書きたてます。
ガザ地区紛争に関する報道も、同じ状況にあるように思えます。
正しい判断をするためには、多様なニュースを確認することが大切ではないかと、思います。