浜田聡議員の質問主意書への回答

浜田聡議員は、参議院へのいくつか質問主意書を提出しました。その答弁書が公開されました。すべて実質的に無回答です。

①「家庭連合への解散命令請求手続きに関して数多くの有識者が問題視していることに関する質問主意書」に対する答弁書
裁判所に係属中の事件に係わる事柄であり、お尋ねにお答えすることは、今後の審理及び裁判に影響を及ぼすおそれがあることから、差し控えたい。
https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/213/toup/t213138.pdf

②「岸田総理の「断絶宣言」を端緒とする地方自治体における家庭連合信者の公的施設の利用を禁じる等の決議が検討されていることに関する質問主意書」に対する答弁書
ご指摘の「種々の差別的扱い」及び「実質的な物心両面の損害」の意味するところが明らかではなく、お答えすることは困難である。
https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/213/toup/t213139.pdf

③「家庭連合信者への拉致監禁事件に関与している左翼過激派系弁護士集団「全国弁連」が、政府による家庭連合への解散命令請求の決定に関与している可能性に関する質問主意書」に対する答弁書
解散命令の請求については、所轄庁である文部科学大臣において、宗教法人審議会への諮問を経て行った七回にわたる同法人に対する報告徴収及び関係者からの聴取により得た情報等に基づいて適正に行ったものである。
https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/213/toup/t213141.pdf

どの答弁書も、質問書で指摘した事実に対して全く触れておらず、文字通りお役所仕事で無内容な回答をしています。権利義務の主体である法人を抹消させるという、非常に思い案件に対する答弁書であるとは、とても言えません。行政は、自ら下した処分に対しては、きちんと答弁する義務があります。