社会生活と信仰
私は大学生の時代は、統一原理を学ぶ原理研究会に所属して、左翼学生と戦ってばかりいましたが、卒業して企業に就職してからは、日々のつきあいはほとんど教会とは関係ない人ばかりになりました。週末には教会に行きますが、それ以外は会社の関係ばかりです。
会社で仕事をしていると、日常の意識の中から信仰に関することはほぼ消えていています。
会社をやめて独立した今でも、仕事では教会と全く関係ないことをしているので、私の思考方法はあまり宗教的であるとは言えません。
仕事がうまくいくと達成感があるし、そうでない時はがっかりします。お客様に喜んで頂けるとモチベーションが上がりますが、そうでない時は落ち込んだりします。
基本的には、頼まれた仕事は手を抜かずにきちんとやる、ということは大切にしていますが、そこには宗教的な思想はあまりありません。
その点、朝に夕に祈祷を捧げ、精誠をつくす信者を見ると、尊敬します。ミレーの名画「晩鐘」ではないですが、日々の生活の中に信仰が根付いているのは素晴らしいと思います。
その点、私は信仰者としては相当未熟だと思っています。唯一のとりえは、いまだに信者であり続けている、ということぐらいでしょうか。
学ぶべきことがたくさんあると思っております。
