原理講論とマインドコントロール

家庭連合の信者は、マインドコントロールされていると言われています。拉致監禁に加担する反対牧師は、信者に対して原理講論を批判することで、「マインドコントロールを解く」ようです。

しかし、原理講論を全部読んだドラゴン牧師こと岩本氏は、これは読者に考えることを要求する本だと言っています。原理講論は前半で宗教哲学、後半で歴史哲学を展開しており、独創的な発想で理論を展開していて、非常に難しいというわけです。

(12:40あたりから)

岩本氏は、決して原理講論を肯定しているわけではありません。どのような理論も必ず綻びがあり、それは原理講論も例外ではないと言っています。ただ、ルターやカルバンが現在でも研究対象になっているように、原理講論も研究対象とするに堪える本だというのです。
つまり、原理講論はキリスト教神学の観点からすれば独創的であるが、それだけ難解だというわけです。
私はキリスト神学の素養はありませんが、確かに最初統一原理の講義を聞いた時は、全くその意義がわかりませんでした。そして何回も読んで咀嚼し、考えて、一つ一つ理解していった記憶があります。
そして岩本氏は、別の動画で、「このような難解な本で、信者をマインドコントロールすることはできない」と断言しています。

もし誰かの精神を支配しようとするのであれば、わざわざこのような難解な書物は使わないでしょう。その点、家庭連合の信者は原理講論によってマインドコントロールされていると主張し、ディプログラミングにおいてひたすら原理講論の批判論を展開する反対牧師の考え方は、笑止としか言いようがありません。信者は原理講論に対する考え方を変えたのではなく、拉致監禁という暴力により人格崩壊させられ、強制的に言動を変えさせられたにすぎないのです。