盛山文部科学大臣の答弁

盛山文部科学大臣は、2021年の衆議院選挙の際に、家庭連合の関連団体の集会に出席、選挙の支援を受けたと報じられています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240209/k10014353251000.html

それに対して、国会での答弁は、「記憶にない」と繰り返すのみで、各方面から批判を受けています。
https://www.asahi.com/articles/ASS284R9DS28UTFK001.html

そもそも、政治家が支援団体から選挙の支援を受けることには、何の問題もありません。文部科学大臣として、家庭連合に対して解散命令請求をしたことについては、質問権の行使、過料通知などを行ったのは前任者の永岡前文部科学省大臣であって、盛山氏はその後を引き継いだわけです。

それなら、選挙の支援は受けたけれども、文部科学大臣に就任後、職責として様々な情報や宗教審議会の決議を踏まえて、解散命令請求を申し立てることを判断したと、はっきり答弁すればよいのではないでしょうか。

私は、家庭連合に対する解散命令請求に対してはあくまで反対ですが、そのように答弁された方が、まだすっきりします。それを「記憶にない」などと言うのは、回答不十分であり、不誠実です。
文部科学大臣の名前で、家庭連合に対して回答不十分として過料通知をしたのですから、文部科学大臣のこのような答弁は非常に残念です。